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« 政治の質が変わった
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日本のマスコミもアメリカも、頭を冷やして考えよ »

始まった本物の「改革」の流れを止めてはならない

 「鳩山座」は「小泉座」よりスケールがケタはずれに大きく、面白い。「小泉座」の演し物は「郵政民営化」と「くの一・刺客選挙」、「ピョンヤン電撃訪問」、セリフは「自民党をぶっ壊す」「小泉に反対する者は抵抗勢力だ」のワンフレーズ。舞台で大見得を切るのは座長の小泉だけで、あとは全員、端役で、代役もいなかった。

 「鳩山座」には芸達者、口達者の亀井静香を始め役者には事欠かない。第一幕一場は「八ッ場ダム」」「借金返済猶予法案」「郵政人事――斉藤次郎社長」、第二場は「事業仕分け」だ。「パンドラの箱」の片隅をひっくり返しただけで、テンヤワンヤの大騒ぎである。全部ぶちまけたら収拾がつかなくなるだろう。首を傾げたくなる仕分けもいくつかはあるが、「名目はもっともらしく、中身はムダだ」と思われるのがゴマンとある。国民は自分の納めた税金の遣い道の楽屋裏を初めて見てしまった。昨年までは、予算は財務省の主計官と各省庁の担当官が密室で決め、大臣に花をもたせるために、「大臣折衝」という見せ場をつくっていた。そればかりではない。地元では威張りくさっている知事や与党議員が各省庁の課長クラスに頭を下げて「補助金をください」と陳情する場面も設定されていた。有権者の見えないところで「官僚に支配される国会議員」を演じさせられたのだ。「事業仕分け」は官僚には面目丸つぶれだが、彼らの意識構造を「陛下の官僚」から「国民の官僚」へ転換するためには、一度はやらなければならない荒仕事だろう。三、四年かけて、綺麗にしてはどうか。第三場は税制改革、第四場は予算編成、幕間は沖縄・普天間基地。天井桟敷からは「暮らしが第一。もっとカネを出せ。ケチケチするな」「とんでもない。後の後悔、するなの借金」と喧しくなるだろう。谷垣座からのいやがらせもあろう。そして、主役・鳩山座長の出番である。「国家老の小沢に寝首をかかれるぞ」など、外野のためにする雑音に惑わされず、「『欲望無限、財源有限』。このあたりでどうじゃ。かっかっか」と大見得を切ることができれば成功だ。
 私は国債増発慎重派だが、財政健全化原理主義者ではない。自公政権の失政とはいえ、大幅な税収減を承知の上で政権を獲ったのだから、鳩山総理が全責任をもって後始末をするのは当然である。財源は赤字国債しかない。来年度も、一般国民の生活を守るためには大幅な赤字国債発行も覚悟しなければならない。その場合、鳩山総理は「景気が好転したときに、増税か歳出削減で財政を健全化する」と宣言し、内閣を支える民主党も鳩山総理と一蓮托生、運命共同体であることを明言すべきである。これこそ戦後政治が回避してきた「政治責任」の明確化である。国民は「おねだりするだけ」の時代は終わったことをつらくても覚悟しなければならない。私たち有権者も「自立」しなければならないのだ。

 小沢一郎の政治改革が始まった。政治は結果責任である。議員内閣制の大原則は、総理が最終的に決断したことを、閣僚はいうにおよばず、与党議員は支持し、かつ、総理と一体となって国民に責任を負うことである。麻生前総理は民主党議員の追及に「郵政民営化に反対だったが、総務相だったので賛成の署名をした。郵政を担当したのは竹中だ」と答弁した。これほど民主政治を冒涜し、責任逃れ、恥知らずの卑劣極まりないものはない。もっとも、日本の古臭い政治風土では「卑怯者、恥知らず」ではないのだろうが、この秋からの新しい日本では通用しない。共同責任を負う覚悟のない者、総理の決断に賛成出来ない者は離党する以外にない。議員内閣制とはことほど左様に厳しいものなのだ。
 国会質問も様変わりした。大臣、副大臣、政務官が自分の言葉で答弁するので、野党も重箱の隅を突っつくようなレベルの低いものは影を潜め、質問の質も向上し、活気あるものになった。「官僚の答弁禁止」は、もともとは自由党の政策で、平成10年、自民・自由連立のとき、政治改革の一環として取り入れられたものである。当時から「大臣の答弁では心もとないので、官僚答弁を禁止されたら質問にならない」と不人気で、自由党議員からも「官僚を政府委員ではなく説明員として答弁させるべきだ」との不満があり、なし崩しに政府参考人ということで官僚答弁が残ってしまった。私は藤井裕久(現財務相)に「官僚答弁禁止に賛成だが、これからの大臣、副大臣は、見識のある、政策に明るい、良い意味での族議員でなければつとまらないですね」と話したところ、藤井に「族議員という表現は誤解をまねくが、そのとおりだ」と言われたことがある。かつて、衆院予算委員会で「たいへん重要な問題ですので政府委員に答弁させます」と答弁して防衛庁長官をクビになった大臣がいたが、つい先ごろまでは、私も含めて、官僚におんぶにだっこのお粗末な大臣が掃いて捨てるほどいたのである。

 予算編成を控えて、「陳情風景」も一変した。今月初旬、早稲田大学OBの会「稲門会」の地元の支部総会で「民意が、政治を官僚支配から政治主導に転換させようという時代に、全国県議会議長会が『各省庁に陳情に行きたくても担当官に会わせてもらえないので、風通しが悪い』と批判している。これほどアナクロニズムのバカはいない。役人のところへお願いに行っても、彼らにはもともと何の権限もない」と挨拶の中で述べたところ「中央官僚のところに補助金を貰いに行くという発想自体が間違っている」と大受けだった。
 「官」ではなく「政治主導」の社会では、陳情や要望を、「官」にしても意味がなく、政党を活用したほうが効果的である。民主党は「要望・陳情の革命的改革」として、まず、都道府県連が、自治体、NPO、各種団体などの要望・陳情を受け付け、党の政策にもとづいて内容を吟味し、採否・重要度を判断し、組織委員会に送付する。それを党幹事長室の14人の副幹事長、省庁政務三役、関係委員会で処理するシステムにした。私は公明党政策審議会長のとき、政策審議会で予算要望をまとめ、党執行委員会で決定し、党委員長が三役を引き連れて総理官邸に赴いて、大蔵大臣(現財務相)、官房長官同席のもと、総理に申し入れをしていたので、民主党の対応は政党政治のノーマルなやり方だと思っている。今回の「革命的」改革に違和感はない。自民党も自治体、各種団体などの要望・陳情を党の理念、政策をもとに判断し、要望書にまとめて、鳩山総理に申し入れをすればいいのである。自民党流の、国会議員や知事などが陳情団を編成して、各省庁を練り歩くのは、予算編成で大忙しの官僚の仕事を邪魔する以外なにものでもない。所詮、国会議員の陳情は地元利益誘導か業界の利益の代弁にすぎないのだ。私は福田赳夫総理、宮澤喜一総理に「地方分権になれば、年末の陳情はなくなり、各道府県の東京事務所は不要になる」と衆院予算委員会で質問したことがあるが、このシステムが定着すると東京事務所は不要になり、県民税のムダ遣いが減ることになる。まして、補助金が地方自治体に、自由に使える交付金として交付されれば、陳情で上京する必要は全くなくなる。小沢一郎の狙いは、単に民主党の足腰を強くし、選挙に勝てる組織を作るだけでなく、陳情の窓口を都道府県連に一本化する「分権型の革命的改革」を地方主権への橋頭堡にしたいのではないだろうか。

 民主党は19日、衆議院で「借金返済猶予法案」を共産党の賛成を得て強行採決した。11月30日の会期末まで土、日曜を除くと審議日数が五日間しかないので、山岡国会対策委員長は焦ったのだろうが、好ましいことではない。消費税国会でもそうだったが、小沢は、国会の質疑を大事にする人で、国会改革に逆行する問答無用の強行採決は嫌いである。まして、通常国会で、野党との信頼関係を大事にして政治改革を成し遂げようと考えている小沢にとって強行採決は迷惑千万だろう。会期中に11法案の成立がむずかしければ会期を延長すればいい。その分、予算の年内編成の日程は苦しくなるが、年末にこだわらず1月に予算を編成しても中身さえ濃ければ国民は納得する。「天下の一大事」と大騒ぎするのは、自民、公明と頭の悪いマスコミなど政界雀だけだ。細川総理は政治改革を優先して平成6年度予算を平成5年12月ではなく、翌6年1月に編成した。ちなみに、テクニカルなことだが、予算は4月4日までに成立すれば、暫定予算を組む必要はなく、国民生活には全く支障はない。それよりも、問題なのはデフレスパイラルの恐れが出てきたことだ。国民生活の危機である。デフレ脱却の第二次補正予算を組むことを鳩山総理に求めたい。

 余談だが、斉藤次郎社長について一言。「最適任」である。私は、郵政民営化は賛成だが、「小泉・竹中方式」には反対である。私は斉藤とは「財金分離」「公定歩合」「消費税」「健全財政と国債」などで口角泡をとばして議論したことがある。相手が誰であろうと正論を吐く骨太さと頑固さに辟易することもあったが、素顔の斉藤は、意外と気配りのある好人物であった。民間人としての14年間の体験・経験を「郵政再生」に生かして欲しい。自民、公明の中にも「天下りは反対だが、元官僚であっても有為な人材であれば国のため国民のために活用すべきだ。斉藤は適任だ」と評価する人も多い。民主党が、財金分離・日銀の独立性強化に批判的だった武藤元財務次官の日銀総裁就任を阻止したとき、口をそろえて「国益を損なう」と攻撃したマスコミが、今度は「天下り、渡り」と批判している。「小泉・竹中路線」を本音では支持していたマスコミが、それを否定する郵政社長人事に悲鳴をあげたのだろう。それにしても、理屈付けがあまりにも皮相的なのにはあきれている。

 田英夫元参議院議員が亡くなられた。平成19年、彼が政界を引退するとき、私は彼の事務所で「戦争の悲惨さを知る本物の平和主義者が政界から消えますね」と話しかけた。平成10年夏、私は田氏と二人で、フィリピンのミンダナオ島で大麻所持の疑いで逮捕され(注:冤罪の可能性がある)、死刑の判決を受けた日本人青年の助命と公平な裁判をフィリピン大統領に要請するため、二百名近い国会議員の嘆願署名を持って駐日フィリピン大使と面談した。大使は快く引き受けてくれ、青年は、特別のはからいで無期懲役に減刑された。田氏は柔和な、品のいい、端正な顔立ちだが、骨の髄まで戦争を憎み、平和を求めた、良識の府・参議院を象徴する政治家だった。
 11月13日、また一人の存在感のある平和主義者が地球から消え去った。

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

政権交代って言葉もそろそろ賞味期限切れ、旧政権叩いて現状肯定も効果無くなってきてますよ。(ここのオーナーは平成維新だの大仰な言葉持ち出してたけど、あんまり流行らなかったですね)

今現在を生きている我々が直ぐに役に立つことをやれ、それが政権に求められていること。それってお花畑みたいな絵空事よりまずは優先させないといけないことなんですよ。

二目さんも元政治家なら、政権のアリバイ作りや言い訳作りに加担するこういう文章を物すことに考えをめぐらせてみたらいかが?

<二見様>
今の政界で何が起きていりのか?あまりに同時に、いろんな事象が動いているので、整理がついていませんでした。
二見様の経験に基づいた解説はとても解りやすく、勉強になりました。ありがとうございます。
さて、機会があれば、二見さんに伺いたいことがあります。それは平野官房長官の人物像です。私は民主党・小沢さん支持者ですが、国会運営において、鳩山故人献金を攻められたくない、との理由から会期をできるだけ短く設定したと言われています。山岡国対委員長は、一度は会期延長を模索したものの、すぐさま平野官房長官が否定し、今日に至っています。
お陰で強行採決になってしまいました。私は、鳩山さんを命懸けで守る前に国民を命懸けで守って欲しいのです。国家戦略室の局への昇格や内閣で政務を行う国会議員の増員などの法案は、全く姿すら見えません。
会期を短くしたお陰で、民主党が最も力を入れなければならない政府の土台作りが遅れています。忠義の士が良い政治家とは限りません。それは「私」が優先した政治になりかねず、大変心配しています。
二見さんのお考えを、お聞かせ頂ければ幸いです。

<誤植ありました。>
今の政界で何が起きていりのか?(誤)→今の政界で何が起きているのか?(正)
失礼いたしました。

政権交代も賞味期限切れだとか、とかく日本人はセッカチでいかん。折角国民の力で革命をおこしたんだから、もう少し長いスパンで見ないとね。来年度予算は制度的な不備もあって、従来の概算要求方式を踏襲したが、これは官僚にたぶらかされた要求大臣を生むだけ。事業仕分けも財務省の掌でやってるというが、可視化しただけでも大変なもの。法整備をして国家戦略局に各省を従え一般会計と特別会計を併せた複数年度の予算策定をおこなった暁に、民主党革命は成就する。時間はかかるんだよ。

わかりやすい説明をありがとうございます。
私は、現政権がおこなっていることはパラダイムシフトだと認識しています。いままでの流れを変え、現在の危機的な状況を打開し、世界情勢の変化に対応するには、付け焼刃的な改善ではなく、根本から見直し変えていかないといけないと思います。
その意味で政権交代や現在行われていることは、おおむね納得のいくことだと考えます。
ただ、当然だとは思いますが、それについていけない人たちが大勢いる。そういう人たちは、旧いパラダイムで物をいったり、インターネットで書き込みをしている様に感じますが、いまさら天動説で事象を解説するようなことをしたり、戦前か戦中のような発言をしたりしているように見え、見てて気分が悪くなります。
こうした不毛な言説をなくし、これからどうすべきかを考えるためには、まず現在何が起こっているのか、何をしようとしているのかを、旧いパラダイムを持っている人たちに説明していく必要があると感じており、今回のような、そして、The Journal にある多くの記事のような良質の解説/主張が増えていることを望んでいます。

パラダイムシフトだの革命だの、なんと大げさな言葉を使うことか(吃驚

まあ意図はミエミエです、なるべく”大事業”に見せて、時間が掛かる、大変だという言い訳にしようという魂胆。

だから、普通の言葉で語らないんじゃない、語れないということに自覚ないのかしら。

「理解できない奴らが悪い」じゃなくて、自分自身の文章でこんな風に逃げを打ってるのは何故かと考えたらいかがかしら。

この夏、民主党は国民の圧倒的な支持を得て政権を獲得いたしました。
国民の支持が、あれほどに集まった背景はなんだったのでしょうか。
民主党は、ここのところをよく考えなくてはなりません。
様々なアンケートから見る限り、そのマニフェストを単純に評価・支持しただけのようではありません。
私の思うところは、「私たちのための政治をしてくれ」と、言うことだったのではないかと思います。
難しいところです。

思った以上に、日本の国情は悪くなっておりました。
こだわりたいところですが、あまりに公約にこだわりすぎると、果たしてそれが国民のためになりうるのか?
考えねばなりません。

現在の経済情勢を、広く国民に説明し、その理解をえて、公約の一部変更をする必要が出てきているようです。
それを、異常に批判する国民は決して多くはないと思います。

この場面で、財務省の至極まっとうに聞こえる「魔の声」に乗って、国債発行を躊躇することは、日本の21世紀を誤らせます。
(使い方を誤らなければいいのです)
「君子豹変」する時を誤ることは、一人鳩山氏の名誉の問題ではありません。
財政出動するべき局面を間違えると、日本は大変なことになりますよ。
国民のための政治をするには、今何をするべきなのか?
自民党、各種報道機関の「嫌味」「批判」を、恐れている時ではないでしょう。

誰とは言いませんが、自分の見識?の凄さを自慢したいのかもしれないけど、人を小ばかにしたような文章をわざわざ書き込まなくてもいいんじゃないですか?

民主党のやっていること、確かに頼りないし、結局自民党とあまり代わっていない様に思いますね
官房機密費の内容の公表や、記者クラブ以外のフリーメディアへの記者会見の開放とか、お金がなくても出来る改革がまったくなされず、これはこうだとか、こうこうでしかたないからできないとか言い訳ばかり。
政治家の都合で野党時代には大きい口を叩いていたのに政権をとったらコロッと変わる・・・
僕は子供の頃親から言い訳と嘘をつくことをするなって教わってきましたが・・・
まぁ小学校でもクラスで会議するときは静かに人の話を聞きましょうと教えられてるのに、国会って言う国の大事な議会の場で騒ぐわ寝るわ野次るわ・・・その程度の人間では嘘や言い訳をしてはいけないなんていう教育は関係ないのかもしれませんね
その程度の大人たちしか居ないこの国に良い未来、良い政治を期待することが無駄だって気づきました
結局は国民のために政治している人なんかかけらもいないと言う事ですかね
所詮は他人から聞いた情報だけで、苦しい国民の生活を分かったような顔をして政治をやっていること自体どうなのかと
そして二言目にはもっともらしい言葉で言い訳するだけ
新聞やメディアも自分たちに都合の良いことや会社の方針でこれは良いとかダメだとか、まともに国民に現状を知らせれないなら報道活動なんぞやめてしまえ!

<小沢氏を中心に動く政治>

民主党が政権についてから、政界では国民にとって未経験の現象があちこちで起こっている。これらの現象の裏には我々には見えないが参議院選挙を意識する小沢氏の影が相当あるような気がする。

ところで政権発足当初、党務は小沢、政務は鳩山と切り分けたのもマスコミの「2重権力」というくだらない批判をかわすためだろう。

また鳩山内閣の人事でも、論客だが反小沢の前原、仙石らを閣内に入れたのも、書生論の彼らをドロドロした行政実務で苦労させるとともに反小沢勢力を分断したとも考えられる。

小沢氏は自分の担当である党務では、かねてから主張している「国会改革」や「党改革」に全力を注いでいるが、選挙に影響を与える政策面でも平野官房長官を通じ水面下で鳩山内閣を指導しているのではないか。

例えば外交では、普天間基地問題で鳩山氏が米側に簡単に妥協しないよう小沢氏がバックアップしているように見える。さらに北朝鮮の拉致問題に関し金正日が鳩山首相の訪朝を打診している件でも、「外国人参政権」が深く絡んでいるようで小沢氏が水面下で活発に動いているようだ。

ところで官房機密費を公開するかどうかについて平野官房長官が叩かれている。鳩山氏は官房長官が適切に判断するだろうと言っているが、小物の彼が独断でやっているとは到底思えない。当然のことながら平野氏が小沢氏に相談していることは考えられる。小沢氏が現時点で何故、機密費公開に消極的かは、北朝鮮との関係があるのかもしれない。

また郵政会社の社長人事も、小沢氏が亀井氏の暴走を防ぐために亀井氏と対等に渡り合える斉藤氏を据えたという説もある。一方、亀井氏には平沼元経産相と新党を作らせ、自民党議員の切り崩しを狙わせたとも言われている。しかし「事業仕分け」は小沢氏の知らぬところで進んだようだ。

小沢氏は個別の事業に入り込むより、共通した問題、例えば「天下り禁止」「地方への権限委譲や一括交付金」など行政の仕組みを変えることを考えていたのだろう。しかし「事業仕分け」の小泉パフォーマンス的側面が民主党の支持率アップに貢献しているので、現時点では黙認しているのではないだろうか。

いずれにしろ政治の核の部分は小沢氏を中心に動いており、政界で様々な現象が起こるたびに私は小沢氏がどのように係わっているのだろうかと考えることにしている。

『小泉座』はメインの役者がずば抜けて輝いていたので周りは黒子に徹していた
一方『鳩山座』は、トップスターが抜け人気がガタ落ちの『小泉座』に代わり
物珍しさも手伝って注目を浴びるようになったが
花形役者は一座に客が集まるようになったので慢心し芝居に身が入らず、ナンダカンダと言い訳をして遊び呆けている
仏頂面の座長は奥に引き篭もって出てこようともしない
そのため、周りの未熟な二流役者が必死に動き回るのだが
稽古と本番で台詞が違うは、重要な役どころのはずなのに存在感のない奴がいるは、役者同士で言い争うはで舞台は混乱し
一部の仕掛けで客を沸かせたがそれもほんの束の間で

稽古では大口をたたいていたが
本番になると、からっきしダメで
期待して観に来ていた客は、途中で頭を抱えて家路に向かった
・・・・と、まあこんなところか

小沢は権力を独占する事、それを出来るだけ長く維持する事。それ以外頭にない

小沢がちょっと下がって見せたら売国奴いしばが早速調子に乗る。
NHKは自民党の広報テレビになっているのでは。
菅副総理はしっかりしないと。デフレ対策を日銀に頼むようでは政権の命取りに。

郵便貯金の約130兆円は、いまどこに預けられているか、は、以下のサイトでご確認ください。

http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/02/post-76b1.html

http://www.japantrustee.co.jp/corporate/information.html

マスコミはこれを報道していますか? 大事な情報ですが、怖くて書けないのであれば、やっぱりマスゴミですね。

郵政民営化によって07年に誕生した「独立行政法人郵政簡保機構」が、130兆円をそこへ預けたんですね。

toranekoさん

どこか違法なのか?
債権管理業務を3社による一般競争入札で行われ、日本トラスティが正式に落札した
ただそれだけのことだ

民主党に政権交代し、外交姿勢も、鳩山首相は「米国との対等な関係」と主張している。それにつれ、外交のあり方も根本的に改革していこう、と岡田外相は頑張っていると思う。
その中で、この数日、ニュースの話題になっている「核密約」の問題も、段々その全容が複数の外務省の関係者が明らかにしつつあります。外交改革はこの「核密約」から、という岡田外相の方針なんでしょう。
アフガン支援は、散々、各マスコミから「又、ポチに成り下がった。民生支援だけでは絶対駄目だ。やはり自衛隊がそこにいなくては駄目だ。」と叩かれましたが、これには別の観点が必要なのではないでしょうか?
今から16年前、日本に少しだけ改革の「兆し」がありました。勿論、細川護煕氏が内閣総理大臣になって、自民党はわずかな期間だけ下野したのです。
その細川元首相の弟さん、近衛忠輝氏が国際赤十字会長に選出されました。赤十字、と言えば、「民生支援」の世界最大の組織です。
日本で民主党に政権交代した事とこの国際赤十字の会長に細川元首相の弟さんが選出された事と何か関係あるのでしょうか?
オバマ氏が天皇・皇后両陛下に深いおじきをした事が話題になりましたけれど、この赤十字の人事の行方が、影で決まっていて、日本の国際貢献は民生でいい、という承認だったのでしょうか?
何故、この時期に細川氏の弟が赤十字のトップに、という疑問がこの数日、私の頭から離れません。

近衛氏について書き忘れた事があったので追記です。

このブログで記事を書いて下さっている識者の方、以下の経緯を書いて頂けないでしょうか?新聞にも詳しい解説が載っていませんでした。
天野之弥氏がIEAE(国際原子力機関)の事務局長に立候補した経緯は詳しく書かれていたのに、この近衛氏の国際赤十字会長当選のニュースは余りにも唐突でした。
だから、近衛氏が何故、国際赤十字会長に立候補したのか、是非知りたいのです。
近衛氏の今度お付きになるポスト、国際原子力機関事務局長になる天野氏と同じくらい、日本の外交に影響のあるポストだと思うからです。
宜しくお願いします。このブログにコメント寄せている方でも結構ですから、お願いします。

小沢一郎氏を中心に動く政治>正しくその通りです。小沢一郎は、西郷南洲以来の不世出の大政治家である。余人を以って替え難い存在である。毀誉褒貶は偉大な存在へこそ向けられる。方々は平野貞夫氏の小沢一郎にまつわる本の一冊でも読まれたことがおありになるか。世に食わず嫌いほど始末の悪いものもない。思い込みで断ずる前に、小沢一郎に分け入ってみては、如何。

どこが違法なのか、との園伊藤さんのご意見に対して。

ご紹介したサイトには、『奇策を弄したマイナス10億円という入札額により、「日本トラスティサービス信託銀行」は、130兆円の資産を預かることに成功した。よほど悪知恵の働くアドバイザーが背後にいたのであろう』と書いてあります。

違法であるとは誰も書いていません。国民の資産が、一部利権集団の手に渡っていくのを問題視しているのです。

http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/02/post-76b1.html
の他に、
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-117.html
もどうぞ。

二見様

その通りです。
近頃、これ位練れた文章には出会いませんでした。
どうもありがとうございます。

山田寿

事業仕分けはそんなに期待してません

公務員の給料と賞与と年金を減らしてください

国民は、公務員の豊かな生活と恵まれた老後を保証するための奉仕者なのでしょうか

二見さんのエントリへのコメントは初めてでしょうか。

解説ありがとうございます。頭の中が、すごく良く整理できました。

私は、政権交代後、ところどころ物足りないところもありますけど、かなり頑張ってるのではないかと思っています。

なるべく早く記者会見をオープンにして、官房機密費の使い道を明らかにして欲しいですね。

事業仕分けも一部の方からは、財務省主導とかで批判もあるみたいですが、それでもオープンになっただけでもいいじゃないですか。
これを批判するってことは、昔ながらの密室で決めたほうがいいってことなんでしょうか?

なにやら、気の短い方も多いようですが、なにも今すぐ次の投票先を決める必要はないのではないでしょうか?
そのうち選挙は来るわけですから、そのときに判断すればよいと思いますけどね。

まぁ、各人の自由ですけども。

二見氏も官僚におんぶにだっこ
だったんですね。そのころの歳費を少しは国庫に返上なさったらいかがですか。

二見 様

全くもって同感いたします。

地域主権国家まではまだまだ年数が掛かります。投票したものとしてその責任において辛抱強く応援したい。評論家ではないので。

二見様

民主党に選挙期間中から疑問を抱いていたことが、今表面化しています。
景気対策です。
一切言っていませんでした。
政権交代後は鳩山総理のパフォーマンスが目立ち、浮かれていましたが、いよいよデフレ宣言、経済は最悪の状態に突入していますが、民主党には経済の危機感が全く感じられません。いまだに総理はパフォーマンスに浮かれています。
昨日も始球式の後、読売の渡辺と談笑では、とても植草一秀氏の言う既存悪のペンタゴンを打破する気概は感じません。
事業仕訳など無いよりマシにしろ茶番でしょう。
政治は経済につながり、経済は国民生活につながります。
経済の評価の一つは株価ですが、株価は昨年年末からの上昇率は現在世界各国からは大きく取り残され、国家破綻したアイスランド並です。景気回復の道筋が見えないのです。
アメリカは日本のバブル崩壊後の対策を研究し、デフレだけはしまいと徹底した対策を取ったのとは雲泥の差で、政府首脳、財政当局、金融当局に何の対策もなく、ずるずるデフレ宣言です。
完全に鳩山不況です。
思えば藤井大臣の補正予算の削減で景気は悪くならない、景気対策でなく、国債償還すれば良いなどと暢気なことを言っていたのを思い出します。
削減分で即マニフェストの一部を先行実施すれば、こんな状態にはならなかったのです。
官僚に言いくるめられ、空白を作ったのです。
今となっては遅すぎます。
市場は景気対策に削減分+麻生総理が勝利後実施の追加景気対策額まで要求しています。

菅大臣はいまだに暢気です。
削減分で済むと考えているのです。

民主党の大臣は大半が元官僚、労組、市民運動出身で、平時は優秀であるが、非常時は役に立たない大臣ばかりです。
今は非常という認識がありません。
修羅場を経験したり、聞いたりというのはいませんし、バックに麻生総理のリチャードクーのようなアドバイサーもいません。

小沢氏は金丸氏を反面教師にしているのか、政治改革は推進しても経済対策は聞いたことがありません。
二見氏のいう第四幕での民主党の大見えくらいでは株価は動かず、年明けに株価大低迷、経済大危機、国家破綻危機と支持率大幅低下で第五幕を迎えるのではないでしょうか。
国民にとって面白いというより今は深刻な状況です。
面白いと思っているのは、政治関係者だけでしょう。


本予算をどう組むのか、民主党が本気になって埋蔵金を引っ張りだし、マニフェストを含む本格的な景気対策予算を組めるかどうかでしょう。
選挙危機を感じて小沢氏が動くかどうかですが、組織選挙で勝てると思えば動かないので、完全にデフレスパイラルに突入かと危惧しています。

マリアンヌ様
以下の記事をご覧ください。
民主党政権はかねてより犬塚議員や伊勢崎教授等の尽力によりアフガン平和へ貢献するため、各国方面に働きかけ続け、ようやく全ての合意を受けて今回の開催に漕ぎ着けました。ここには書いてありませんが、穏健派タリバンの同意も受けているのです。ですから和平は必ずや実行できます。一日も早く高級事務レベルから国家間レベルに引き上げ米国のアフガン撤退に繋がる事を期待しています。
日本は今後、世界和平への道筋をつける国として動く国となるでしょう。そして和平後、ペシャワール会などアフガンへの緑の支援を積極的に行う予定です。マスメディアや自民党が批判してきたことは全く筋違いであって、鳩山政権はかつてない程の広範囲な視野で平和を語る国になることになります。
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112301000090.html

>奥野 氏 2009年11月23日3:25
>民主党の大臣は大半が元官僚、労組、市民運動出身で、平時は優秀であるが、非常時は役に立たない大臣ばかりです。

>国民にとって面白いというより今は深刻な状況です。
面白いと思っているのは、政治関係者だけでしょう。


全くその通りだと思います。
失礼ながら、厚化粧の奥様とお手手つないで、パフォーマンス楽しんでいるときではないでしょう。

各大臣や幹部が日替わりで勝手なことを言っている感じで、総花的であり、決してスケールが大きいとは思えません。
総合プロデューサー不在ですね。

評論家、批判者としては弁は立つが、自分が担当すると、実は何もできない。
よく、会社の組合幹部、あるいは企業の玄関先に大勢で押しかけてくる
市民運動家に多いタイプです。
企業の総務部門にいる人なら応対したことのあるおなじみさんですね。

民主政権が、即やるべきこと、短期には雇用対策・株価対策、要は景気対策。
中長期には、経済成長戦略(これは非常に難しい)

事業仕分けで削った予算は、即、企業の資金繰り対策費に回したり、年末の減税政策へ回すべきだと思うが、マニフェストにしばられて、子供手当てに行くとのこと。

このままでは、今年だけでなく22年度の税収も更に落ち込んで、取り返しのつかないデフレ状況に陥ってしまうでしょう。

沖縄や女性世論におもねて、できもしないし、面と向かって主張もできない軍事基地の移転問題。
一番安全で感謝もされていた油をあえて止めて、複雑な国内外調整が必要なアフガン援助。
自民党政権の政策を断ち切りたい思いは理解できるが、良い(ずる賢い)政策は、継続すべきだったのでは。

いずれにせよ、鳩山政権の2ヶ月よりも小泉政権のそれのほうが、はるかに分かりやすく、明るく、はつらつとしていたと思うし、第一、小泉氏には政治資金問題は全くなかった。
しかし、このジャーナルに集まる人たちの感想は逆なんだろうなー?

青山浩二さん

ビル・トッテンさんのコラムをご紹介します。小泉さんのやったことがクリアーになることでしょう。

http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1190845_629.html


民営化とは、端的に言って、国民の税金で作ってきたインフラやサービスを、バーゲン価格で民間に差し上げることだ。たいていの場合、その交渉は秘密裏に行われ、安値で手放す上に買い手側(投資家)に有利な条件がつく。

債務超過で破綻すれば国有化し、売って儲かれば民営化するというアメリカのやり方は、結局は同じ人々、つまり一般国民ではなく一握りの支配者層だけが富を手にするという構図である。小泉改革は、「子どもたちの世代にツケを残さず、安心で安全な社会を維持する」というマニフェストのもと、民営化、規制緩和を行ない、同時にさまざまな手当て、年金をカットした。結局、子供たちの世代の負担を増大させたのである。しかしこれも、自民党を長年支援し続けた、または無関心から選挙で投票すらしなかった国民の責任である。今回の政権交代においても、日本が正しい方向へ転換できるかどうか、それは民主党だけではなく、有権者自身の意識にかかっている。

>toraneko様

私は、鳩山政権の2ヶ月間と小泉内閣発足から2ヶ月間を一国民の感じた印象として記述したつもりです。

別に小泉構造改革の評価を記したつもりはありません。

あなた自身は、2001年の小泉内閣の2ヶ月間の印象はどうでしたか?


>民営化とは、端的に言って、国民の税金で作ってきたインフラやサービスを、バーゲン価格で民間に差し上げることだ。たいていの場合、その交渉は秘密裏に行われ、安値で手放す上に買い手側(投資家)に有利な条件がつく。

国民の税金を使って、無計画に造られた赤字のインフラ、国営で持っていれば、毎年、数十億円の赤字が発生し、血税で補填される。
バーゲン・価格だろうが、極端に言えば無料でも引き取ってもらえれば御の字ではないですか?

投資家に有利な条件が付くって・・・当たり前でしょう!!
付かなければ誰が買い取りますか?

青山様

『投資家に有利な条件が付くって・・・当たり前でしょう!!
付かなければ誰が買い取りますか? 』

エリアごとに小分けし、一般競争入札にして広報をちゃんとしたら買手はいくらでもある。
バルクで売る必要なんかないんです。いろんな理由をつけてバルクにする事で競争を排除しているだけの事です。

>sirokuma様

>エリアごとに小分けし、一般競争入札にして広報をちゃんとしたら買手はいくらでもある。

それでも良いんじゃないですか。
この瞬間も赤字を生み出している「かんぽの宿」の物件は、バルクだろうと小分けにしようと一番高く売払えばいいでしょう。
どちらにしても、買い手(投資家)は、利益を計算できるなら買うでしょう。

しかし、私の数少ない経験(ゴルフ場の売却)でも、投資家にとって美味しい物件とこちらが何とかして始末したい物件の組み合わせで売却しましたけどね。

そうしないと売れ残った物件が末代までタタルノデ(笑い)

青山様
『失礼ながら、厚化粧の奥様とお手手つないで、パフォーマンス楽しんでいるときではないでしょう。』

これには全く大賛成です!
二見さんご指摘の通り鳩山政権にはパフォーマーが揃っており炸裂する爆弾でてんやわんやの状況ですよね。
これは痛快ですが経済政策の遅れは我々国民の一大心配事です。
そんな時に一番働かなきゃいけない首相がファッションショーとか始球式とか観劇されてもねぇ!政治資金問題でも躓いた貴方がだれよりも懸命に仕事に打ち込む姿を国民に見せるべきではないか?
懸命に働く民主党議員の中で、国民の目にはここだけピントがズレて映るんじゃないかなぁ!

日本トラスティの一件は、竹中平蔵氏の「民営化した郵政はアメリカに出資せよ!」その物ですね。

園伊藤さんどう思います???。


青山様

>あなた自身は、2001年の小泉内閣の2ヶ月間の印象はどうでしたか?

財政投融資とか特別会計と郵政資金はセットだと思います。民営化(市場開放)すれば、特別会計は不透明なまま、真実は闇に葬られます。ですから、小泉の2花月間は、悪夢ですよ。
郵政資産は国民の資産。売却したら国民に返すカタチにならなければ、納得できない。

>toraneko 様

郵政民営化は、小泉政権の最後の頃の話ですよ。
発足の頃は、それまで続いていた各派閥順送りの大臣候補推薦を断ち切って、小泉氏本人が、ほとんどの大臣を一本づりしています。
史上初めてのことです。

もちろん、郵政民営化は言い続けていましたが、野中ヒロム氏を始めとした郵政利権派によって実現できませんでした。

たしか、ハンセン病の扱いで、国を代表して患者たちに謝ってましたね。

あの当時、悪い夢を見ていた感じの人は、野党ではなく、自民党の利権派の人たちだけでは無かったですかね。

>財政投融資とか特別会計と郵政資金はセットだと思います。民営化(市場開放)すれば、特別会計は不透明なまま、真実は闇に葬られます。

これは、理解しにくいですね。
小泉氏の郵政民営化の目的は、郵便配達の民営化ではなく、郵貯・簡保の民営化でした。
郵貯・簡保の資金(国民の貯金)が、財政投融資にジャブジャブつかわれるのを(旧田中派の利権)断ち切ろうとするものです。
民営化すれば他の銀行と自由競争になり、財政投融資より有利な事業に投資をせざるを得なくなるし、他行との競争により自然に資金量も収縮するだろうとの考えによるものです。

民営化すれば、不透明な財政投融資(特別会計)への資金の流れが、闇に葬られるのではなく、断ち切られるのですよ。もし、それでも流れ続けていれば、民間の監査機関により明らかにされるのですよ。

それから、よく民営化された郵貯がアメリカに流れている(米国債を買っている)、ハゲタカに乗っ取られてしまった・・・との「義経=ジンギスカン」みたいな陰謀論を言う人がいますが、民間銀行なら、有利だと思う債券を購入するのは当たり前の経済行為なんですね。

米国債が安全で高金利なら買うのは当然(現に私もわずかですが、保有しています)

残念ながら、西川民営郵貯は、ほとんど日本国債しか保有してなく、これから民間銀行並みの投資をしようとしていたところでした。

これから、多分、新しく、逆国営化された郵貯は、toranekoさんが心配している、財政投融資・特別会計にジャブジャブ資金を逆流させるのではないですかね?
それとも、赤字国債を買わされるのかな?

青山様

米国債は買っても、売ることはできないんじゃないですか? 橋本首相の結末を見ればわかりますが、それより今はもっと深刻な状況なんじゃないですか? 米国の経済は。
石井紘基議員が、テレビのドキュメンタリー番組で言っていました。「こんな国のために身を挺することへの自問、葛藤も、なきにしもあらず」と。
私も時々、そう思います。結局、市場原理主義者と議論しても、噛み合わないってことです。

「竹中氏が狙う郵政民営化の罠」

竹中氏がかつて郵政民営化の効用について次のような展望を話していました。

「簡保や郵貯の資金は今まで財政投融資で国内の公共事業など様々なムダに使われてきた。」

「しかし民営化すれば外国資本(ゴールドマンサックスやモルガンなど)が民営会社に投資することができるようになり、彼らのノウハウを使って巨額郵貯・簡保の資金を儲かるところ(主に中国などの新興国)に投資し、民営化会社は成長することが出来る。」

と、さらに「日本政府は高くなった民営化会社の株を売れば財政再建にも役立つ」といっていました。

一見もっともらしく聞こえるのですが、これら外国の投資会社に任せるということは、リターンは大きいかもしれませんが、リーマンショックのようなリスクも覚悟しなければなりません。

特に注意しなければならないのは、ゴールドマンサックスなどの投資会社は金融工学などを使って「サブプライムローン」を組み込んだインチキ商品を作り出し、破綻寸前に売り抜けのうのうとしているような会社です。

ついでにゴールドマンのCEOだったポールソン(竹中氏と仲がいい)を財務長官にすえ生意気なリーマンをぶっ潰したのです。

別に法律違反をしたわけではないので誰も文句は言わないが、いずれにしろ狩猟民族的手法を駆使する国際金融資本が民営化会社に入り込んでくれば只では済まないのでは(被害は預金者や国が負うことになる)と心配する人が多いのも事実です。

もっともホリエモンや村上ファンド、竹中氏のような投資や投機を商売にする連中には民営会社はこたえられない魅力があるのでしょうが。

「危うし!小沢一郎」

ゲンダイ的考察日記に次のような驚愕する記事が載っていた。

<以下 抜粋>
民主党の小沢一郎のカネにまつわる“スキャンダル報道”が連日、報じられている。「水谷建設からウラ金1億円」という先週の報道につづき、きのう(23日)は、共同通信が「個人献金隠しか、230万円不記載」「特捜部が捜査」と大々的に伝えている。

どれもこれも、なんの脈絡もタイミングもないなかで飛び出している。「水谷建設からウラ金1億円」などは、逮捕された水谷功元会長が、半年以上も前に検察に話していたが、「証拠がない」と相手にもしなかった案件だ。

立件する気もないのに、なぜ「小沢スキャンダル」が相次いでリークされているのか。政界の裏側では不穏な情報が流れている。ズバリ、政・官・財プラス米国の闇勢力が民主党政権潰しに動き出したというのだ。

元NHK政治部記者でジャーナリストの川崎泰資氏がこう言う。
「小沢幹事長に関する一連の報道は、『やりすぎると火傷(やけど)するぞ』という旧体制側の小沢への牽制でしょう。自民党政権下で甘い汁を吸ってきた連中にとって、小沢ほど怖い男はいない。政治の形から利権の構造まで、すべてひっくり返そうとしている。

このままでは、利権を失うだけでなく、旧悪が暴れかねない。オール霞ヶ関、大手マスコミ、さらに米国が脅威に感じているのは間違いない」小沢幹事長は、米国の“虎の尾”を踏んだという解説も飛び交っている。

「小沢一郎が11月10日に『キリスト教文明は行き詰っている。排他的で独善的な宗教だ』と発言したことに、米国の保守派はカンカンになっています。なにしろ、上下院とも聖書に手を置いて討論する国ですからね。ただでさえ、自民党の“対米従属外交”を批判し、“親中国”の小沢一郎に対して、米国は快く思っていなかった。

しかも、普天間基地問題を見れば分かるように、民主党は日米安保体制を根本から見直そうとしている。日米の安保マフィア、それだけは絶対に許すつもりはない。日米安保は利権の巣窟ですからね。

かつて、アジア外交重視を訴えた田中角栄は、米国の陰謀説が根強く囁かれるロッキード事件によって失墜した。小沢一郎も、同じ運命をたどる恐れがあります」(政界関係者)国民の一票によって誕生した政権が、闇の勢力によって潰されるとしたら大問題だ。

>toraneko 様
>米国債は買っても、売ることはできないんじゃないですか? 

再国営化された郵政会社では、売れないかもしれませんね。
民間企業なら、売買自由ですよ。現に私も、民間証券会社を通して売買していますから。

もちろん、今は米国債は、日本国債と同様異常な低金利ですから、あまり推薦銘柄ではありませんが。

ただ、どうも、ネットによく出ている国民の財産(郵貯・かんぽ)が、米国に乗っ取られる・・・は分かりません。

マイケル・ムーアの新作「キャピタリズム〜マネーは踊る〜」について。

以下は、「ゲンダイ的考察日記」から一部を引用します(熱烈な自民党支持者様のおかげで、このサイトを知りました)
*************************************
ムーア監督は1980年11月のレーガン大統領就任から米国ががらりと変ったと説く。メリルリンチの会長ドナルド・リーガンが財務長官として富裕層に減税を行い、産業基盤の解体を推し進めた。その結果、株価は1371%までアップしたものの、労働者の賃金は凍結され、リストラが横行、ウォール街はカネが増殖するバクチの場となり、ついにリーマン・ショックを引き起こした。

この作品の字幕監修を担当した経済アナリストの森永卓郎氏が言う。
「お金がお金を生むことを礼賛する“金融資本主義者”が、経済や社会を支配している米国の本質をとらえた作品です。金融危機で日本人も資本主義の危うい一面に気づいたようですが、その一方でホリエモンをスターにした竹中平蔵さんをいまだに英雄視しているところがある。だからこそ日本人に見てもらい、いつか資本主義にしっぺ返しを食らうのだということを認識して欲しいと思います」
**************************************

「検察の正義」を読んでいますが、検察はどこへ向かうのか、ですね。政権が変わっても、強大な力(巨悪)は、暗躍し続けるってことでしょうか。

失礼ながら、読み終わって提灯記事ここに極まれりといった印象しかない。

>oraneko様

マイケル・ムーア氏は芸術家ですね。
芸術家の政治論は空想的・理想的平和論が多いし(ムーア氏がまさにそれ)まして、専門家以外では難しい財政・経済・金融政策についての評価を彼の反体制的映画で行うのは如何なものですかね?

それから、森永卓郎氏は経済アナリストと名乗ってテレビで、時々、コメントしてますが、ほとんど好き嫌いからの結論が先にありきの、しかも知識が不正確な方だし。
この人に比べては失礼になりますが、財部氏の方が、現場取材もしておられるし、百倍はマトモ・優れていると思いますよ。

>総理の決断に賛成出来ない者は離党する以外にない。

 仕分け人人事が、総理の承認をうけたあとに、文句をいって新しい人事を指示した小沢幹事長は
離党する気配はいっこうににありませんが・・・・・

青山様

郵政資金と特別会計はセットだと、前に書き込みました。追記です。石井紘基議員が亡くなる直前に質問しようとしていたものは、この部分ではないかと思われますが、国会に提出しようとしていた書類は、事件の現場から不明になっています。???ですね。
ドキュメンタリー番組で彼が指摘していたのは、会計検査院のチェックが及ばないのが、特殊法人(現独立行政法人)のファミリー企業へ流れるお金。国民の税金が特殊法人を通って、私的なものになってしまう。政治家と官庁が結託して、どんなことがあっても放さない、ということでした。

郵政資金の流れ方は、まさにこんなことだったはずです。これを民営化してしまえば、これまでの資金の流れは闇の中、うやむやになります。かんぽの宿が赤字、赤字と言いますが、自民党政治のもとでつくり出した放漫財政は至る所で赤字です。郵政は、金融部門を分離しなければ黒字なのに、民営化の準備にどれだけの資金を投入したことか。郵政資金も不動産も、国民の資産であることは否定できない事実なのですから、すべてを明らかにすべきです。
特別会計を公にしないのは、まるで独裁政治であり、民主国家とは言えません。

> toraneko 様

あなたのご意見にほとんど同意です。
石井紘基議員は、確かに、特別会計の闇の部分を克明に追及していましたね。
刺した右翼の構成員も背景は途中で切れてしまったし、彼のような議員を失ってしまったことは、日本の損失でしたね。

>郵政資金の流れ方は、まさにこんなことだったはずです。これを民営化してしまえば、これまでの資金の流れは闇の中、うやむやになります。

民営化するまでは、まさにそうだったのです。郵政利権議員と道路等々の利権議員、天下り官僚、業者の闇の中に、郵貯の資金が大蔵省に渡り、財政投融資になって消えていったのです。
今までの経緯は別にして、これからはその入り口の蛇口をひねって流れを断ち切ろうとしたのが、小泉氏だったのです。

もちろん、完全民営化したとしても、あなたのおっしゃるとおり、今までの資金は消えたままです。

小泉氏がやろうとしたことは、現在から将来の資金の流れを止めることでした。

>特別会計を公にしないのは、まるで独裁政治であり、民主国家とは言えません。

まったく、その通り。しかし、民主党は、国家予算は、一般会計・特別会計合わせて200兆円以上、これを一割削減すると公約しています。
事業仕分けが終わったら、次は特別会計も分解・分析するのでは。
ぜひ、やってもらいましょう。

青山様

>郵政利権議員と道路等々の利権議員、天下り官僚、業者の闇の中に、郵貯の資金が大蔵省に渡り、財政投融資になって消えていったのです。

おっしゃる通りで、小泉構造改革は、これにメスを入れるものでなければならなかったはずですが、結局、特殊法人の多くは独立行政法人に改称されて残り、天下りも、政官業のゆ着構造も解消されなかった。
石井紘基議員が8年前に書いた「日本が自滅する日(管制経済体制が国民のお金を食い尽くす!)」(PHP研究所)が再版されたというので、最近買って読んでいますが、力が抜けるほど、日本の財政の状況は深刻です。
平成12年度の国の借金残高は666兆円、特殊法人の借金は343兆円で、合わせると事実上の国の借金は1000兆円を超えている、と石井氏は書いています。マスコミは、国の予算といえば一般会計だけを報道してきた。石井氏は「特別会計こそ第一の予算であり、財政投融資はそれに次ぐ第二の予算、一般会計は単なるたてまえ予算」と書いています。
力が抜けたのは、国の実質的予算を特別会計を含めて200兆円と見込んでいる人もいるようですが、石井氏の分析では一般会計との重複分を差し引くと、9年前で実質は144兆円でしかありません。
現在の借金残高は国が864兆円で、特殊法人の借金も膨らんでいるはずです。国民の金融資産は1400兆円といわれていますが、石井氏はこれには社会保険給付分の預かり金などが含まれているので、実質的な個人金融資産はその半分程度しかない、と書いています。
郵貯のお金も簡保のお金も、国民の社会保険の預かり金も、もう使っちゃってないということもあり得るのではないか。それでも小泉構造改革を認めますか?
民主党がこれから手をつける特別会計。ふたを開けたら、埋蔵金などなくなっていて、借金だらけ、ということになるのではないか、と、私はいまから覚悟している。改革が遅すぎたのです。

郵政民営化をはじめとする小泉流改革の問題点についても石井氏は指摘しています。鉄鋼、国鉄、電々公社といった基礎的インフラ整備事業とは性格が違うし、国債暴落とのからみがあるからです。長くなりましたので、このへんで。

> toraneko 様
>郵貯のお金も簡保のお金も、国民の社会保険の預かり金も、もう使っちゃってないということもあり得るのではないか。それでも小泉構造改革を認めますか?

小泉政権は2001年からで、toraneko さんが石井紘基議員の著書から引用している日本財政の惨状は、小泉政権以前の政府のやってきたことでしょう。

その頃の政府と自民党を支配していたのは、ご承知のとおり経世会(旧田中派)そして、道路族・郵政族のドンも田中派7奉行の面々でした。

もちろん、小泉氏の構造改革は不十分でした。公務員改革には手を付けず、特殊法人改革も不十分でした。
セーフティーネットの導入を構造改革と同時にすべきでした。

彼の在任期間は5年でしたが、国の生き方を変えるためには、同じ方針を最低10年は堅持しないとできないでしょう。
まして、構造改革は補助金で生き延びてきた産業(地方に多い)には、非常に厳しいものがあります。補助金が、徐々にか、あるいは急激に減らされていき、参入障壁を低くされ、競争原理が導入されたわけですから。

「昔の方がが良かった」「古き良き日本の伝統をぶち壊した」等々、小泉氏が総理の座を降りれば、直ぐにそんな声が世の中に満ち溢れるだろうなーと思っていましたが、そのとおりになりましたね。

誰でも、苦しいこと、厳しいことは嫌なものです。国民全員が公平に苦しく、厳しければ我慢できるでしょうが、彼の後継者たちは、その辺の機微があまり理解できないひとたちだったようです。

青山様

小泉内閣のドーシテモ納得できなかったのは、郵政民営化だけではないんです。防衛省、外務省、財務層だけを強くすればいいという考え方に、危うさを感じます。東条英機氏の人気と似ている、と言った人がいましたっけ。別に、小泉氏に恨みがあるわけではないのですが。。ただ、イラクに自衛隊を派遣したのも、日本にとっては大きなマイナスでした。

得てして、多くの改革は改悪になる事が多い

それと、おっさん、文章長過ぎ

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Profile

二見伸明(ふたみ・のぶあき)

-----<経歴>-----

69年12月の衆院選に初当選し、以後8期23年。
小沢一郎、羽田孜、石井一、森喜朗と同期。
公明党政策審議委員長、副委員長、運輸大臣を経て、94年、新進党。
97年暮の新進党解体により、小沢の自由党結党に参加。総務委員長、国対委員長。
2000年春、自由党分裂に際し、小沢と行動を共にする。
小沢対羽田の一騎打ちの新進党党首選では「四海波穏やかなときは羽田がベストだが、激動期は小沢の豪腕がベスト」と表明し、小沢の推薦人になる。

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