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自然環境 アーカイブ

2011年9月19日

自然に学ぶ「森里海連環学」のすすめ

山陰中央新報連載 自然に学ぶ"森里海連環学"のすすめNo.28

SEA TO SUMMIT ―高津川を遊びつくせ!―

「"SEA TO SUMMIT"in高津川」が今月23、24日の両日、島根県の高津川流域で開催される。

SEA(海)からSUMMT(山の頂)までの55㌔をカヌー、自転車、走りで駆けるこのイベントは、大阪が本社の世界的アウトドアウエアメーカー「モンベル」社の辰野勇会長が発案し、3年前から全国で始まった。

高津川河口から海へカヌーで漕(こ)ぎ出し、上流へ10㌔。次は自転車で35㌔。ブナ林の安蔵寺山ステージでは秋の訪れが始まっていることだろう。73チーム171人の選手が全国から出場する。

昨年は、大会後の抽選会でシーカヤック(カヌーの一種)をゲットした吉賀町役場チームは、今年はその艇で出場。益田市の福原慎太郎市長は2人乗りのカヌー。自転車は市長、安蔵寺登山は秘書が挑むそうだ。2人は完走できるだろうか?

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2011年8月11日

自然に学ぶ「森里海連環学」のすすめ

山陰中央新報連載 自然に学ぶ"森里海連環学"のすすめNo.27

再び「清流日本一」に! ―"森里海"の連環を取り戻そう―

2007年、08年の発表では連続して「日本一」になっていた高津川が今年、再び「清流日本一」に返り咲いた。

「日本一」になれなかった09年に、流域の島根県吉賀町の婦人会は、川の漁協、森林組合、行政と協力してEM(有用微生物群)団子を作り、川に投入するという活動を始めた。

EM使用は、以前より旧柿木村では有機農業から始まってきており、婦人たちは、風呂や台所からもEM活性液を投入していた。津和野町でも、婦人部が続けてきていた。

「再び、清流日本一を」は、この数年、高津川を愛する人々の共通の想(おも)いであった。「EM」については、理解ができない方もいらっしゃるようだが、「納豆」や「味噌(みそ)」を作るのと同様の自然界の力を結集させたものであり、マイナス作用があるとは思えないが、使い続けなければ、水質に変化を起こすほどの効果は出ないというものだ。

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2010年8月 9日

友釣り入門  アユとの知恵比べ

8月1日に、わたしがコーディネーターを務める文化教室「自然に学ぶ"森里海連環学"」(山陰中央新報社主催)では、高津川中流域の島根県津和野町日原で、「初心者友釣り講座」を行った。

高津川が、もっと美しく、もっと元気でいるためには、川の石についているコケを食べてくれるアユがたくさんいて、それが最上流まで溯上(そじょう)してくれる方がいい。夏に川の中がピカピカなのは、アユが石を掃除してくれるからだ。

アユの友釣りは、つりの中でも、人間とアユが"知恵くらべ"をする頭脳ゲーム。それを好む人は、アユの習性をよく研究し、常に川の状態をよく見る癖がついている。いわば"川のご意見番"ともいえる。

そんな釣り人が、若い人の間にも、釣りをしない人の間にも増えることは、近年、秋には51日間の全川全面禁漁に取り組み天然アユの回復に取り組んだり、堰堤(えんてい)の魚道の"近自然工法"による改造や、婦人会とともにEM(有用微生物)による水質浄化に取り組んだりしている高津川漁業協同組合を励ますことになるに違いないと考える。

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2010年4月18日

自然に学ぶ"森里海連環学"

山陰中央新報連載 自然に学ぶ"森里海連環学" No.11

アユ溯る―川の民英断実ったか


今年は既に2月23日に、高津川への天然アユ溯上(そじょう)が確認されている。

河口から数キロ上流の安富橋の毎年天然溯上を確認する地点で、5~6グラム、体長は8~10センチに見えるアユが、100匹ほど見え、漁協職員がカメラに収めたのだという。

高津川漁協でアユセンター長の田中誠二さんは「今年は例年より1カ月も早い遡上です。体長も、例年よりだいぶ大きい。雪が少なかったことも影響しているかもしれませんが、これが、反対はあってもここ2年間、10月11日から11月30日を『全川全面禁漁』にして、アユの産卵場も整備した効果が出て、最近は全く姿を消していた、『早期産卵アユ』が再現したものかどうか。アユを川から採取して耳石を検査し確かめてみたいのですが、あれから水が高くてアユをとれないのです」と、おっしゃる。

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2010年2月24日

日本に健全な森をつくり直す委員会・ニュースレター

「山おやじ三号」NO.7 (2010.2.22)

   立松さんが言い遺したこと

立松和平さんが2010年2月8日に62歳で逝ってしまいました。私たち「養老委員会」には一編の彼のメッセージが残されました。2009年12月9日に、「"古事の森づくり"で列島を歩いて」というテーマで、私達が出版しようとしている本の編集者である戸矢晃一さんに立松和平さんへのインタビューを試みていただき、お二人がそれをまとめられた原稿です。まさかこれが、"立松和平"が私たちに残した遺言になるとは思いもしないことでした。立松さんは85歳くらいで往生すると御自分では考えておられたようなのです。

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2008年10月 6日

紋別市長、“木質バイオマス社会設立”と“CO2ゼロ”を学ぶ旅

9月29日から10月2日にかけて、北海道オホーツクの紋別市長一行を引率して、岡山県真庭市の集成材政界トップメーカー「銘建工業」、京都府南丹市の日吉町森林組合、奈良県川上村の吉野林業「清光林業」を視察する旅の途中でこのブログを書いています。

詳しくは、以下の趣旨文とスケジュールをご参照ください。

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2008年3月21日

高知新聞連載 【3】金子美登さん(上) 集落全体を幸せに

 水田一・五町、畑一・五町、山林一・七町。乳牛三頭、鶏二百羽、合鴨(がも)百羽。研修生つねに七、八名と金子美登(よしのり)さん(60)、友子さん夫婦。

これが、埼玉県比企郡小川町にある「霜里農場」の陣容。完熟した堆肥(たいひ)をつくり、牛たちの糞(ふん)尿や生ごみを活用したバイオガスプラントで調理用ガスもつくって“自然エネルギー”を自給していることでも知られる金子さんは、二〇〇六年十二月に成立した「有機農業推進法」を受けて結成された農林水産省の「食料・農業・農村政策審議会生産分科会」の「基本方針」づくりに、生産者を代表して参加した唯一の委員。

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2007年11月 8日

第3回 HOP“森の教室”in法然院

    第3回  HOP“森の教室”in 法然院

京都東山三十六峰のひとつ、善気山の山麓にある法然院さまのご協力を得て、「木の国のこれから」を考えるHOP”森の教室in法然院”。 第3回目を、下記のとおり開催いたします。この小さな芽を、ご一緒に大きく育てていきませんか。

日時 2007年11月23日(祝)PM5:00~7:30
場所 法然院本堂(京都市左京区鹿ヶ谷)

募集人員・・・ 200名    
参加費用・・・ 1,000円(当日)

基調講演 
  「“古事の森”をつくる心」   立松和平

パネルディスカッション
  「21世紀を“緑の時代”に」
  パネラー
   立松和平
   梶田真章(法然院貫主)
   石出和博(建築家・NPO法人森をたてようネットワーク理事長)
進行   
   天野礼子(アウトドアライター)

お申し込みは下記のフリーダイヤル、FAXまたはホームページから
Eメール  info@mori-net.org
TEL 0120-55-2486  FAX 075‐257-3074
ホームページ http://www.mori-net.org/
(住所・氏名・電話番号を書いてお送りください。)

<後 援>
林野庁近畿中国森林管理局  北海道  京都市  (社)京都モデルフォレスト協会  日本経済新聞社
京都新聞社  きょうとNPOセンター  NHK京都文化センター  京都北海道クラブ  ハウジングオペレーションInc.

<主催> NPO法人 森をたてようネットワーク

詳しくはこちら

2007年5月 9日

何かが、確実に進んでいる

 春はアマゴ。セカンドハウスがある高知県や、和歌山県の渓流へアマゴを釣りに行っています。どちらの地域でも「アメゴ」と呼ばれています、偶然ですが。

 アマゴと、ヤマメが、日本列島を棲み分けています。神奈川県の酒匂川より以東や、以西でも日本海側がヤマメ、それ以外がアマゴで、両者は人間でいうと「またいとこ」くらいの関係だそうです。

 今この原稿を書いている、家の前の高知川仁淀川の源流にも美しい流れがあるのですが、去年と違って、淵の底に緑色のコケのかたまりがたくさん沈んでいます。先週アメゴ釣りに行った県北の汗見川でも同じような緑色のコケが川中に広がっていました。
 多分この春は雪がなかったので水温が上がり、川が富栄養化しているからではないでしょうか。

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Profile

天野礼子(あまの・れいこ)

-----<経歴>-----

アウトドアライター。
1953年、京都市生れ。
中、高、大学を同志社で過ごす。
19才より釣りを始め、文化人類学者の今西錦司博士の主宰された「ノータリンクラブ」に属して、国内外の川、湖、海辺を釣り歩く。
26才より小説家、開高健に師事。
1988年には師と共に長良川河口の堰建設反対に立ち上がり、「ダムは不用」の国民世論に育て上げる。
近年は「川を再生するには森を生きかえらせることが必要」と“森仕事”へ視野を広げて、日本の森から材が出る社会システムを作り直すことを各地で提案している。
京都大学が2003年に構築した「森里海連環学」の普及もお手伝いするため、高知新聞社と山陰中央新報社でカルチャー教室「自然に学ぶ“森里海連環学”」を続けている。
2001年より、高知県・仁淀川の源流にも家を借り、有機農業普及のための「高知439国道有機協議会」を07年に立ち上げて、事務局長を務めている。08年7月に養老孟司氏らと「日本に健全な森をつくり直す委員会」を設立した。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://www.uranus.dti.ne
.jp/~amago/


長良川河口堰建設をやめさせる市民会議
http://nagara.ktroad.ne.jp/

公共事業チェックを求めるNGOの会
http://kjc.ktroad.ne.jp/

日米ダム撤去委員会
http://damremoval.com/

市民版憲法調査会
http://www.kenpou.com/

-----<著書>-----


『“林業再生”最後の挑戦』
2006年11月、農山漁村文化協会


『だめダムが水害をつくる!?』
2005年10月、講談社+α新書


『「緑の時代」をつくる』
2005年5月、旬報社


『ダム撤去への道』
2004年5月、東京書籍


『日本の名河川を歩く』
2003年7月、講談社+α新書


『市民事業』
2003年4月、中公新書ラクレ


『ダムと日本』
2001年2月、岩波新書


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