友釣り入門 アユとの知恵比べ
8月1日に、わたしがコーディネーターを務める文化教室「自然に学ぶ"森里海連環学"」(山陰中央新報社主催)では、高津川中流域の島根県津和野町日原で、「初心者友釣り講座」を行った。
高津川が、もっと美しく、もっと元気でいるためには、川の石についているコケを食べてくれるアユがたくさんいて、それが最上流まで溯上(そじょう)してくれる方がいい。夏に川の中がピカピカなのは、アユが石を掃除してくれるからだ。
アユの友釣りは、つりの中でも、人間とアユが"知恵くらべ"をする頭脳ゲーム。それを好む人は、アユの習性をよく研究し、常に川の状態をよく見る癖がついている。いわば"川のご意見番"ともいえる。
そんな釣り人が、若い人の間にも、釣りをしない人の間にも増えることは、近年、秋には51日間の全川全面禁漁に取り組み天然アユの回復に取り組んだり、堰堤(えんてい)の魚道の"近自然工法"による改造や、婦人会とともにEM(有用微生物)による水質浄化に取り組んだりしている高津川漁業協同組合を励ますことになるに違いないと考える。






