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ハリケーン「カテリーナ」とダム撤去 アーカイブ

2006年2月 1日

“公共事業”を悪者にしたのは、私です

 この言葉は、2002年8月に北海道新聞社から『公共事業が変わる』を上梓した際に巻頭で使った言葉です。この本では、これからは建設会社が“緑”の事業などをやってゆくだろうと予言しました。そのとおり、同年12月には亀井派と国土交通省河川局が中心となって、環境省や公明党というデコレーションをまぶしながら「自然再生推進法」が成立しています。(この法が悪法であることは、今後、解説してゆきます。)

 さて。“公共事業”は、ダムや道路や空港など、不要で、大きな自然破壊をしていると責められているのですが、英語にしてみると、本当は愛されるべきものであるとよくわかります。すなわち「パブリックワークス」。私はこの言葉が大好きです。人間にとって大切なことは「パブリック(公)」のために働くことだと思うからです。

 近年、欧米が公共事業政策を変革させているのでその勉強に行くと、必ずむこうの官僚が言うのが「私たちが今、それを使って自然再生をしようとしている技術と思想は、日本が江戸時代まで持っていた「自然をありがたく使わせていただく」というものだ。どうして貴国の官僚はそれを使わないのか」と。

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Profile

天野礼子(あまの・れいこ)

-----<経歴>-----

アウトドアライター。
1953年、京都市生れ。
中、高、大学を同志社で過ごす。
19才より釣りを始め、文化人類学者の今西錦司博士の主宰された「ノータリンクラブ」に属して、国内外の川、湖、海辺を釣り歩く。
26才より小説家、開高健に師事。
1988年には師と共に長良川河口の堰建設反対に立ち上がり、「ダムは不用」の国民世論に育て上げる。
近年は「川を再生するには森を生きかえらせることが必要」と“森仕事”へ視野を広げて、日本の森から材が出る社会システムを作り直すことを各地で提案している。
京都大学が2003年に構築した「森里海連環学」の普及もお手伝いするため、高知新聞社と山陰中央新報社でカルチャー教室「自然に学ぶ“森里海連環学”」を続けている。
2001年より、高知県・仁淀川の源流にも家を借り、有機農業普及のための「高知439国道有機協議会」を07年に立ち上げて、事務局長を務めている。08年7月に養老孟司氏らと「日本に健全な森をつくり直す委員会」を設立した。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://www.uranus.dti.ne
.jp/~amago/


長良川河口堰建設をやめさせる市民会議
http://nagara.ktroad.ne.jp/

公共事業チェックを求めるNGOの会
http://kjc.ktroad.ne.jp/

日米ダム撤去委員会
http://damremoval.com/

市民版憲法調査会
http://www.kenpou.com/

-----<著書>-----


『“林業再生”最後の挑戦』
2006年11月、農山漁村文化協会


『だめダムが水害をつくる!?』
2005年10月、講談社+α新書


『「緑の時代」をつくる』
2005年5月、旬報社


『ダム撤去への道』
2004年5月、東京書籍


『日本の名河川を歩く』
2003年7月、講談社+α新書


『市民事業』
2003年4月、中公新書ラクレ


『ダムと日本』
2001年2月、岩波新書


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