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    <title>天野礼子の「環境と公共事業」</title>
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    <title>養老先生と、たちあげます</title>
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    <published>2010-08-19T14:13:18Z</published>
    <updated>2010-08-20T11:23:18Z</updated>

    <summary>9月1日は、1923（大正12）年に関東大震災があった日で、「防災の日」となって...</summary>
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        <name>天野礼子</name>
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        <category term="林業の再生" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="案内" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="耐震住宅改修" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>9月1日は、1923（大正12）年に関東大震災があった日で、「防災の日」となっています。</p>

<p>この日に、「"木の家"耐震改修推進会議（仮称）」を発会します。</p>

<p>私と養老孟司さんで2008年に発足させた「日本に健全な森をつくり直す委員会」は、09年9月に、新政権に提言書「石油に頼らず、森林（もり）に生かされる日本になるために」を手渡しました。それがきっかけになり林野庁が「森林・林業再生プラン」をつくり、「10年後には今の倍以上の材が山から出てくる日本にしよう」とプランされました。</p>

<p>しかし、「少子高齢化」、「雇用不安」の現状を考えると、山からそれだけの材が出ても、「誰が家を建てるの？」という疑問が生じます。</p>

<p>そこで国土交通省住宅局内に「"木の家づくり"から林業再生を考える委員会」というものがつくられました。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>養老先生は、この委員会の委員長も務められ、私はその代行を仰せつかっています。</p>

<p>このたび私たち二名と、同じく国交省の委員会の委員である、「町の工務店ネット」代表の小池一三氏が、以下のように、「"木の家"耐震改修推進委員会」を立ち上げます。</p>

<p>養老先生は、「現代の"参勤交代論"」というのを提唱されています。</p>

<p>まもなく来るであろう大都市直下型地震や、日本人の鬱を大変心配され、「都市に住む人は、田舎と都市を行き来して、田舎に第二の家や、畑、第二の親類をつくっておけ」とおっしゃるのです。</p>

<p>日本は、五百年という長いスパンの地震活動期に突入したと言われ、近30年に関東・東海・南海での大地震が予測されています。</p>

<p>従って、「参勤交代」も必要だが、今住んでいる古い家の改修も急ぎやっておくべきとも思えます。</p>

<p>今回、その想いで9月1日に発足させるのが「"木の家"耐震改修推進会議（仮称）」なのです。</p>

<p>多くの皆さんのご参集を募ります。</p>

<p>以下の要項でお申し込みください。</p>

<p>　　<a href="http://www.bionet.jp/2010/08/%e6%9c%a8%e3%81%ae%e5%ae%b6%e8%80%90%e9%9c%87%e6%94%b9%e4%bf%ae%e6%8e%a8%e9%80%b2%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e7%99%ba%e4%bc%9a%e5%bc%8f%e9%96%8b%e5%82%ac%e6%a1%88%e5%86%85/">「"木の家"耐震改修推進会議（仮称）」発会式のご案内</a></p>]]>
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    <title>友釣り入門　　アユとの知恵比べ</title>
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    <published>2010-08-09T13:25:13Z</published>
    <updated>2010-08-09T13:29:18Z</updated>

    <summary>８月１日に、わたしがコーディネーターを務める文化教室「自然に学ぶ&quot;森里海連環学&quot;...</summary>
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        <name>天野礼子</name>
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        <category term="自然環境" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>８月１日に、わたしがコーディネーターを務める文化教室「自然に学ぶ"森里海連環学"」（山陰中央新報社主催）では、高津川中流域の島根県津和野町日原で、「初心者友釣り講座」を行った。</p>

<p>高津川が、もっと美しく、もっと元気でいるためには、川の石についているコケを食べてくれるアユがたくさんいて、それが最上流まで溯上（そじょう）してくれる方がいい。夏に川の中がピカピカなのは、アユが石を掃除してくれるからだ。</p>

<p>アユの友釣りは、つりの中でも、人間とアユが"知恵くらべ"をする頭脳ゲーム。それを好む人は、アユの習性をよく研究し、常に川の状態をよく見る癖がついている。いわば"川のご意見番"ともいえる。</p>

<p>そんな釣り人が、若い人の間にも、釣りをしない人の間にも増えることは、近年、秋には５１日間の全川全面禁漁に取り組み天然アユの回復に取り組んだり、堰堤（えんてい）の魚道の"近自然工法"による改造や、婦人会とともにＥＭ（有用微生物）による水質浄化に取り組んだりしている高津川漁業協同組合を励ますことになるに違いないと考える。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>わたしは、高知県の仁淀川では、友人たちと「リバーキーパーの会」をつくっている。仁淀川漁協を側面からサポートする有志の会で、川を愛し、川を心配する人なら誰でも入会でき、仁淀川漁協と会合を重ねて、漁協の若返りや、天然アユの産卵を手助けする活動である。</p>

<p>「自然に学ぶ"森里海連環学"」は、森と川と海のつながりや連なりを学び、それを取り戻してゆこうとする社会人学習。その中に今年は初めて「初心者友釣り教室」を入れてみた。</p>

<p>８月１日。快晴の猛暑日午後１時。１３人の初心者が８人の指導者に教えられて同４時まで仕掛けの作り方、竿（さお）の持ち方、おとりアユのハナカンの通し方から竿でのアユの誘導までを教わった。</p>

<p>今年は、全国でアユが不漁。春先の野菜を高騰させた寒さが、全河川でアユを弱らせたり死亡させたりしたからだ。</p>

<p>それでも、当日釣れた人。釣れなかった人。その全員が「面白かった。またやりたい」と言ってくれた。</p>

<p>川遊びは楽しいよ。あなたも今年、友釣りに入門しませんか。アユはコケを食べるため、養殖よりも天然がおいしい魚の一番でもあるんですよ。<br />
</p>]]>
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    <title>自然に学ぶ&quot;森里海連環学&quot;のすすめ</title>
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    <published>2010-07-17T11:59:49Z</published>
    <updated>2010-07-17T12:04:28Z</updated>

    <summary>山陰中央新報連載　自然に学ぶ&quot;森里海連環学&quot;のすすめ　No.13 近自然工法を使...</summary>
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        <name>天野礼子</name>
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        <![CDATA[<p><strong>山陰中央新報連載　自然に学ぶ"森里海連環学"のすすめ　No.13</strong></p>

<p><em>近自然工法を使おう―川を愛するならば</em></p>

<p>高津川の大支流、吉賀町柿木村から流入する福川川にある坂本頭水工のほとりに立つこのお二人は、東海大学の先輩と後輩。右の人物は、高津川漁協のアユセンター長の田中誠二さん、左は高知市からおいでいただいた「西日本科学技術研究所」の福留脩文所長。二人は、この頭首工の魚道を改修する相談をしている。</p>

<p>福留さんのことを、私やＣ.Ｗ.ニコルは「川のお医者様」と呼んでいる。「近自然工法」という手法で、コンクリート化してしまった自然を元にもどす仕事をされているからだ。</p>

<p>「近自然工法」はスイスに生まれ、それを福留さんが日本に持ち帰り、１９９１年からは建設省（現・国土交通省）河川局が、「多自然型川づくり」として採用してきた。</p>

<p>高津川は、二度も国土交通省の「水質日本一」を取ったのだが、私から見ると水質がイマイチ。本流にダムを造らせなかった代わりに、各所で電力や農業用水のために水が取られ過ぎているからだ。</p>

<p>また、この坂本頭首工や電力のための堰堤に造られてきたほとんどの魚道が、魚が溯（のぼ）れる機能を有していない。造った当時の技術者たちに自然への知識がなかったからだろう。</p>

<p>東海大学海洋学部に学んだ田中さんは、「アユがどこまでも溯ってくれると、水質は良くなります」とおっしゃる。そうなのだ。アユは石についたコケを食べて生きる。だから夏になると川はピカピカになる。古いコケもアユが食べてくれるからだ。</p>

<p>田中さんら漁協が福留先生に魚道を直してもらうには、地域に住む人達が「川を直したい」という総意を強く示す必要がある。</p>

<p>2003年に成立している「自然再生推進法」は、国、県、地元の負担が等分にあることが求められているからだ。ふるさとの川を再生するために、自分が払った税金を使う。こんな当り前のことのために、首長や行政が動くように働きかけることが、川やアユへの自分の愛情表現だと、真剣に考えてみませんか。</p>

<p>川には、住む人の心が映るといいます。高津川が大好きになって通い始めた私の目には、流域の男たちが少し"引っ込み思案"に見えます。愛するモノを本当に守ろうとする時には、普段は取らなかった行動もとる必要があるのでは。</p>

<p>あなたは、アユを愛していますか？川は？<br />
皆さんの少しずつの行動が、川をよみがえらせますよ。<br />
</p>]]>
        
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    <title>有機な人びと</title>
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    <published>2010-07-13T14:56:40Z</published>
    <updated>2010-07-14T08:44:36Z</updated>

    <summary>『有機な人びと おいしく安全な食を求めて』（天野礼子 著、朝日新聞出版） 朝日新...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4023308277?ie=UTF8&tag=thecommons09-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4023308277"><small>『有機な人びと おいしく安全な食を求めて』（天野礼子 著、朝日新聞出版）</small></a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4023308277?ie=UTF8&tag=thecommons09-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4023308277" target="_blank" ><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="amano100714_2.jpg" src="http://www.the-journal.jp/contents/amano/amano100714_2.jpg" width="150" height="216" class="mt-image-none" style="" /></span></a></p>

<p>朝日新聞社より、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4023308277?ie=UTF8&tag=thecommons09-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4023308277" target="_blank">「有機な人びと」</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=thecommons09-22&l=as2&o=9&a=4023308277" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />という単行本を出しました。<br />
「"複合汚染"を、再び読む」。こんなタイトルを本当はつけたかったと、あとがきに書きました。</p>

<p>「レイチェル・カーソンの"沈黙の春"、有吉佐和子の"複合汚染"。一度は読んでいたそれらの本を再び読んで、勉強をしながら他人に伝えるという、いつもの自分の"走りながら書く"というスタイルを、有機農業でも始めることにしたのだ」と、帯の裏には書いています。</p>

<p>旧・新の有機農業に取り組む人々。巻頭では、養老先生と対談し、「玄米せんせいの弁当箱」をビッグコミックオリジナルに連載するマンガ家魚戸おさむさんにもインタビューしています。</p>

<p>「このような視点の一冊が、私の住む日本にあっても良いのでは、と考えたのです」とも書きました。</p>

<p>手にとっていただけると幸いです。</p>

<p>なお、森についてのご意見をお寄せいただいた方々。多くの人が、日本の森を心配していることがわかります。<br />
百人いれば百論あり。それぞれの人が、愛する森を「もっと美しくあれ」と行動することが、今、この国には必要なのでしょう。</p>

<p>私は私のやり方で、あなたはあなたの・・・。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>作業道</title>
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    <published>2010-07-03T16:53:43Z</published>
    <updated>2010-07-03T16:56:23Z</updated>

    <summary>６月２８日から３０日の間、京都府日吉町森林組合で、合宿研修をしています。 研修を...</summary>
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        <name>天野礼子</name>
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        <![CDATA[<p>６月２８日から３０日の間、京都府日吉町森林組合で、合宿研修をしています。<br />
研修を受けているのは、「大橋会」の面々。私や京都大学竹内典之名誉教授がお供でついてきています。</p>

<p>「大橋会」とは、林業作業道をつけて６０年近くになる大橋慶三郎さんの教える、法（のり）高1.5ｍ、幅2.5ｍの作業道をつけて林業経営をしてこられた全国の個人林業家の面々のこと。<br />
この方々が、林野庁が選んだ「オペレーター」（作業道などをつける高性能機械を使える人）指導者48名のうちの8名に選ばれ、これからは、急傾斜地、多雨地域、多破砕帯地といった難度の高いところにつくる作業道の指導を引き受けたのです。</p>

<p>しかしこれらの8名は、これまでは自分の山に「壊れない道づくり」をしてきた方ではありますが、森林組合などの経営は体験されたことはありません。そのため、日吉町森林組合の参事であり、近年は全国の森林組合や（山の）素材生産業者のために、「森林所有者とりまとめ」や「作業の近代化」「組合の改革」などを指導してこられてきた湯浅勲さんから、様々なレクチュアを受けようというのです。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>日本は工業技術などの「技術」は世界に誇れる高度なものを持っていますが、「林業は、ヨーロッパなどの林業先進国に比べて50年遅れている」と言われています。<br />
戦後の復興時に使える木を伐ってしまい、その後は「保育の時代」であったということもあります。<br />
近年はようやく、「すべてが外材のせい」といっていた状況から脱皮し、「保育の時代は終わった。いそぎ"近代林業"を確立しよう」といわれるようになってきました。</p>

<p>その時に重要なことが、「森林所有者」をとりまとめることによって、作業ができる「道」をつけ、小型の高性能な機械で効率の高い山仕事ができるようにすることです。</p>

<p>「大橋会」の人々はおよそ30年間、大橋慶三郎師からそんな技術を個人的に習ってきていた数少ない人々でしたが、昨年12月30日に『森林・林業再生プラン』ができたことがきっかけになって、自分たちの山のため以外にも、日本林業のために働こうと動き出したのです。</p>

<p>私自身は、今、林業改革の中心におられる内閣審議官の梶山恵司氏や、日吉町森林組合の湯浅参事、「大橋会」の岡橋清元氏（奈良県清光林業第17代当主）とは、2005年くらいから友人となり、全国の森林組合も取材して歩いてきています。全国森林組合連合会が発行する月刊誌「森林組合」には、それを2年以上も連載していました。</p>

<p>そんな中で知り合った「大橋会」の方々とこのような合宿を今回計画したのは、ようやく「林業再生」に本腰を入れることになったわが国ですが、私の耳にこのブログなども通して聞こえてくる小規模森林所有者の皆さんの声は、どれも悲鳴ばかりだからでした。</p>

<p>「何故、私がおこられなければならないのだろう」と思いながら、このブログに寄せられる皆さんの声を聞いています。<br />
「お前は、森を持っていないから、そんなことがのんきに書けるのだろう」、そんなことを言われて、気持ちのよい人がいると思いますか。</p>

<p>問題は、「わが国の森には時間がない」ことです。一刻も早く、間伐の遅れた森に手を入れ、ここ数十年は収益の上がっていない森から利益を得るにはどうすればよいのかという情報を、全国民に知らせる必要があります。<br />
「全国に700ある森林組合がまともに仕事をしていれば、今の現状はなかったのだ」と、怒ったり分析していても何も変わりません。<br />
自分のまわりの森林組合が仕事をしてくれないなら、「仕事をしろ」「国の方針は新政権になって変わり、森林組合は"治山事業"と称する砂防ダムづくりなどの"公共事業"にうつつを抜かしていては生きていられない時代になったのだ」「俺の森の間伐をして、利益を上げろ」と、口々に皆さん自身が組合に言ってゆくべきなのです。</p>

<p>「大橋会」の8人は、動き出してくれました。60代に突入した方々が、これからは全国に、作業道づくりの指導者を育てに入られます。</p>

<p>「"山"は、ようやく動き出した」のです。<br />
文句を言う相手は、私ではなく、あなたの地元の森林組合ですよ。</p>

<p>ドイツは、産業革命時にすべての森を伐り倒してエネルギーとして使い、森を失いました。今ある１千万ヘクタールの森は、その反省の下に百年という時間をかけて再生した人工林です。<br />
百年かけて、「森を愛する国民」をつくり、1970年代に集中的に税金を投入して、作業道網群をつくり上げました。ベンツなどの自動車産業よりも、林業就業者は多く、林業は黒字産業です。</p>

<p>ドイツだけでなく、ヨーロッパの林業国はいずこも、林業が黒字なのです。</p>

<p>誰かがこんな情報を日本中に伝えなければならないとしたら、森を持っていない貧乏な私は、そんな"森仕事"を自分の仕事としようと決意したのです。私は、森のために自分が働くことを"森仕事"と称しています。あなたの"森仕事"は？<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>日本林業について</title>
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    <published>2010-06-22T14:49:01Z</published>
    <updated>2010-06-22T14:52:52Z</updated>

    <summary>「ヨーロッパ林業視察」を「パートⅠ」だけで中断してしまいました。意見を寄せていた...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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        <![CDATA[<p>「ヨーロッパ林業視察」を「パートⅠ」だけで中断してしまいました。意見を寄せていただいた方と、今の「森林・林業再生プラン」の間に、あまりにも差があることに愕然としたからでした。</p>

<p>私には脳内に「脳動静脈奇形」という難病があり、いつも「残された時間を大切にしよう」という想いで生きています。またそのため、「失語症」に陥る可能性が高く、自分がコンピューターに頼っておかないためと、いつ死んでも幾人かの友人たちに私の仕事を受け継いでもらえるように、このブログを清文することや、政治家たちに文章を送ったりする時には、友人たちにコンピューター仕事を依頼しています。</p>

<p>そんな私からすれば、私のこのブログを読んで森を心配する方々が、「森林・林業再生プランとは、どういうものでしょう」とおっしゃるのは腑に落ちないのです。林野庁のＨＰを見れば、昨年の１２月３０日から載っているはずだから。</p>

<p>私が４度目のドイツ訪問に５月に出掛けたのは、私が事務局を務める「日本に健全な森をつくり直す委員会」（委員長養老孟司、副委員長Ｃ.Ｗ.ニコル）が昨年９月１８日に菅直人副総理（当時）にお渡しした提言書「石油に頼らず、森林（もり）に生かされる日本になるために」がきっかけとなって１２月３０日にできた「森林・林業再生プラン」（そのいきさつは「石油に頼らない」（北海道新聞社より４月に出版している）に書いています）が、ドイツなどからフォレスターを呼んで、全国５ケ所で今年からやっている仕事が、少し心配なためでした。</p>

<p>そんなことを連載しようと考えて始めた「ヨーロッパ林業視察」報告だったのですが、ブログを読んでくださっている皆さんに理解してもらうには相当書かなければ無理とわかり、断念したというわけです。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>皆さんがもっと情報を仕入れてくださる必要があります。たとえば「森林・林業再生プラン」をつくったのは、梶山恵司という人物で、この人は富士通総合研究所の主任研究員でしたが、９月１８日に私が菅直人さんに推薦したことによって、１１月２日に内閣審議官になられています。この人の最近のブログ連載は、日経ＢＰオンラインでごらんになれます。</p>

<p>ブログの熱心な読者で「農家」だとおっしゃる本田勉さんは、「森林所有者とりまとめ」や「作業道づくり」は、農家の「集落営農」や「土地区画整備事業」と同じで、「危うくないか？」と心配されます。</p>

<p>そこは違うことを理解する必要があるのです。<br />
日本の「山」から長い間収入が上がらなかったのは、「外材が入ったから」ではありません。「戦後植えた木が育っていなかったから」というのが、大きな理由です。</p>

<p>まだ４５年生～３５年生くらいですから、高い値がつく木ではないのです。<br />
しかし、それでもここ数十年、「山」で間伐が進まなかったのは事実です。それは「間伐」をする金が、小さな山の持ち主には出せなかったからです。</p>

<p>「森林組合」が、林野庁や県が出す「林道づくり」や「治山砂防ダムづくり」という"公共事業"に血道を上げず、小さな森林所有をまとめて、その森をしっかり間伐してあげる仕事をこれまでやっていれば、今の日本列島の、「どこもかしこも間伐がされていず」ガリー（雨の度に水が走って削られた山肌）状になってしまっているという状況にはなっていなかったのです。</p>

<p>建設省や運輸省の「ダム」や「空港」と同じように、林野庁は「大規模林道」「治山砂防ダム」という"公共事業"をばらまき、県や政治家はそれに依存して政治をすすめてきたという状況が、どこの山里にもあったというわけです。</p>

<p>そんな仕組みが国民にはもう見えていて、「政権交代」が起こったのではないでしょうか。</p>

<p>しかし「林業」は、そんな政治の仕組みが一番小さいので、「改革」が一番最後になったのだと私は見ています。</p>

<p>そして「川」の「ダム」を問うていた私が、「山」の「林業」を問うことにしたのは、「林業」を支援する「物書き」が少なく、「私も参戦しなければ間に合わない」と思ったからでした。</p>

<p>京都府南丹市日吉町森林組合参事の湯浅勲さんの各著書。梶山さんのブログ。私たち「日本に健全な森をつくり直す委員会」の「石油に頼らない」の一冊。林野庁のＨＰなどを一度よく読んでみられませんか。</p>

<p>この３、４年、湯浅さんや梶山さんや私、そして菅さんの民主党の森林政策も、"林業再生"のためにみんなで努力していることが理解していただけると思います。</p>

<p>皆さんの知識と今の現状が同じレベルになった時、私の「ヨーロッパ林業視察」は、また始められるかもしれません。</p>

<p>なお、「川下（かわしも）」対策も、私はしっかり進めているつもりです。国土交通省住宅局の中に「"木の家づくり"から林業再生を考える委員会」も、養老孟司氏を座長につくりました。<br />
林野庁の「森林・林業再生プラン」のための五つの委員会も、この住宅局内の委員会も、両役所のＨＰをご覧になれば全内容がのぞけます。</p>

<p>「怒ったり、文句を言っているだけでは、森も世の中も変えることはできない」私はそう考えて、政府の委員会の中で、一番やかましく、正しいと思うことは絶対に譲らないで務めています。</p>

<p>一度傍聴にこられませんか、本田勉さん。ＫＫＩさん。梅光さん。ジェイソン君。太郎さん。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>mont-bell広報誌「ＯＵＴＷＡＲＤ」連載　４8号</title>
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    <published>2010-06-14T11:53:34Z</published>
    <updated>2010-06-14T12:11:58Z</updated>

    <summary>森里海連環学のススメ　Vol.4（最終回） 「日本林業を&quot;再生&quot;するために」 4...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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        <category term="林業の再生" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="森林政策" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/amano/">
        <![CDATA[<p>森里海連環学のススメ　Vol.4（最終回）</p>

<p><strong>「日本林業を"再生"するために」</strong></p>

<p><br />
4月20日に銀座で、『石油に頼らない 森から始める日本再生』の出版記念パーティーを行いました。</p>

<p>この一冊は、私が事務局を務める「日本に健全な森をつくり直す委員会」の2008年7月発足当初からの行動と、その委員会が2009年9月18日に新政権に出した提言書『石油に頼らず、森林（もり）に生かされる日本になるために』を収めたものです。</p>

<p>先々号にも書きましたが、私たち「日本に健全な森をつくり直す委員会」は養老孟司先生を委員長に、C・W・ニコルさんを副委員長に、そして2月8日に逝ってしまわれた立松和平さんや、京都府日吉町森林組合参事の湯浅勲さんら12名で立ち上げて、今は16名の陣容。</p>

<p>「日本に健全な森をつくり直す」とは、世界第二位、国土の67.4パーセントに森林を持つ我が国が、今は「健全な森」を持ち得ていないと考えるからです。</p>

<p>国土のほぼ7割に森があっても、日本列島には「少しは誇れる自然林と自然度の高い二次林」は、23.4パーセントしかありません。<br />
一方、25%を占める人工林は、木一本が大根一本と同じ価格でしか売れないという状態が長く続いてきていて、「日本林業の低迷」は日本中から、そして外国からも心配される状況でした。</p>

<p>しかし、その低迷は、「第二次世界大戦後の50年程前から植えてきた人工林がまだ成長期にあり、売り物にならなかったからだ」ということが、近年ようやく富士通総研の梶山恵司研究員から言われるようになっていました。<br />
湯浅さんらの協力で、林野庁や「全国森林組合連合会」が、山から材を安く、コンスタントに出す"仕事のシステム"をきちんとつくり直すことで「林業を再生しよう」という動きがこの数年程はつくられてきていました。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>昨年夏に「政権交代」を賭けた選挙が行われた時に、「日本に健全な森をつくり直す委員会」は、どちらの陣営が政権を取ってもわたそうと「提言書」を準備し、政権交代後に菅直人副総理に手渡しました。</p>

<p>菅さんはかつて私が2005年に『「緑の時代」をつくる』（旬報社）を出版し、「木質バイオマスエネルギー（木から生まれるエネルギー）を使うことを政治家として考えていただきたい」と進言した時に、「"植物に生かされる"を自分の政治テーマにしたい」といっておられたので、日吉町森林組合や、奈良県吉野の清光林業の作業道づくりや、ドイツ林業の視察にも行ってもらっていました。</p>

<p>「提言書」をお渡しした昨年9月18日は、そんな菅さんが内閣の中に「国家戦略室」をつくられた日でした。受けとった菅さんは、「"石油に頼らない"ですか、養老先生らしいね」とおっしゃり、「国家戦略室に推薦したい人物はいますか」とおたずねになりました。そこで私は梶山恵司さんの名を挙げ、梶山さんが11月1日に「内閣審議官国家戦略室担当」となられました。<br />
それから12月30日までの2カ月の間で、「森林・林業再生プラン」という政策が、梶山さんと林野庁によってつくられました。</p>

<p>その「プラン」には今、こんな目標が掲げられています。</p>

<p>「10年間で、年間5千万立方メートルの木材生産ができる日本になる」。</p>

<p>現在わが国では、8千万立方メートルの木材が使用されていますが、自国で生産しているのは1千8百万立方メートルにすぎません。それを5千万立方メートルまで生産できる体制を、10年間でつくり上げるというのです。</p>

<p>こんな「森林・林業再生プラン」を実行するためにまずやらなければならないことは2つ。1つは、わが国の人工林の多くを占める小規模な森林の所有者をとりまとめて、仕事がしやすいまとまりのある森にすること。2つめは、そこに作業道をつけること。</p>

<p>これがきちんとできれば、日本の林業は「再生できる」と私は思っています。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>自然に学ぶ「森里海連環学」のすすめ</title>
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    <published>2010-06-06T09:14:58Z</published>
    <updated>2010-06-06T09:29:57Z</updated>

    <summary>山陰中央新報連載　自然に学ぶ&quot;森里海連環学&quot;のすすめ　No.12 二つの委員会―...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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        <category term="林業の再生" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="森林政策" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/amano/">
        <![CDATA[<p><strong>山陰中央新報連載　自然に学ぶ"森里海連環学"のすすめ　No.12</strong></p>

<p><em>二つの委員会―森から日本再生願う</em></p>

<p>今、政府の二つの委員会に属している。一つは林野庁の「森林・林業再生プラン」を実践するための「作業道」の委員会。その委員会に属する奈良県清光林業第17代当主の岡橋清元さんや京都大学名誉教授の竹内典之先生ら5人とわたしは、5月7日から15日に、ドイツ、スイスを歴訪し、作業道やそれを使った「仕事のシステム」を勉強しにゆく。</p>

<p>日本には、これまで林野庁や自治体が造り続けていたがほとんど使われていなかった「林道」は無数にあるが、実際に木を伐（き）り出すときに必要な「作業道」はあまり造られてこなかった。</p>

<p>それを造るためには、小さな所有者たちをまとめなければならなかったからだ。ほとんどの県で、森林組合にその仕事ができていないという現実が横たわっていた。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>昨年末に新政府がつくった「森林・林業再生プラン」は、その現実を変え、10年後までに年間5千万立方メートルの材を山から出せる「生産システム」をつくり上げようというもの。作業道造りは、その中で最も重要な課題なのである。</p>

<p>国土交通大臣に任命された、国交省住宅局の中に設置された「"木の家づくり"から林業再生を考える委員会」の方は、林業の"川下"といわれる住宅づくりの推進を考える。</p>

<p>山から材が出てきても、雇用不安や年金不安では、とても家を新築する気にはならない。しかし30年後までには確実に地震が日本列島各地を襲うことも予想されている。</p>

<p>その時までに"耐震型"や"省エネルギー型"に、古い住宅をリフォームしておく必要はある。若者がおじいちゃんと一緒に「50年ローン」でもそれに取り組めるように考えている。</p>

<p>また「"木の家づくり"から林業再生を考える委員会」の委員長に就任された養老孟司先生は、「現代の"参勤交代論"」を唱えられ、都市住居者が年に１カ月くらいは田舎を訪れ、自分の食物をつくる練習をしたり、災害時の避難小屋を木造でつくっておいたりすることも提案されている。</p>

<p>その養老先生を囲む、わたしが事務局長を務めている「日本に健全な森をつくり直す委員会」は、それらのことを書いた一冊を、このたび「石油に頼らない―森から始める日本再生」（北海道新聞社刊）として、出版した。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="石油にたよらない.jpg" src="http://www.the-journal.jp/contents/amano/2010/06/06/%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E3%81%AB%E3%81%9F%E3%82%88%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84.jpg" width="500" height="500" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
    </content>
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    <title>ヨーロッパ林業視察　　パートⅠ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/amano/2010/05/post_100.html" />
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    <published>2010-05-21T14:37:22Z</published>
    <updated>2010-05-21T14:40:20Z</updated>

    <summary>５月７日から15日に、ドイツからスイスへと足をのばし、林業を見学してきました。こ...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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        <category term="森林政策" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/amano/">
        <![CDATA[<p>５月７日から15日に、ドイツからスイスへと足をのばし、林業を見学してきました。これまでにも書いたように新政府下では林野庁が「森林・林業再生プラン」をつくり、そのメニューの中に、日本で５カ所、１カ所２億円をかけて、ドイツとオーストリアのフォレスター（森林官）を招いて指導を受けるというメニューが含まれています。</p>

<p>３月15日からおよそ１カ月間の日本訪問を終えたフォレスターたちを、ドイツに訪ねるのが、今回の旅の目的でした。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>ドイツでも、そしてスイスでも、国や州に「フォレスター」と呼ばれる役人がいて、この人達が、国や州の森をどのように運営・維持してゆくかの「目標林型」をまずつくり、それに従って、地域の行政や、民有林所有者や、民間素材生産業者と協議しながら、その人達を指導しています。</p>

<p>日本にないのは、この体制だと思いました。</p>

<p>１、国、州が統一した目標林型を持っている。<br />
２、フォレスターは、日本の役人のように２・３年では移動せず、十数年以上も同じ地域にいて、その地域の森の事情をすべて把握し、地方行政、民間所有者、業者を指導している。<br />
３、その「フォレスター」を育てる仕組みがしっかりできている。</p>

<p>今回は、とりあえずの報告を、本日まず書きました。あと数回は報告を続けますので、ご意見がある方は、お寄せください。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>ドイツへ行ってきます</title>
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    <published>2010-05-05T12:48:05Z</published>
    <updated>2010-05-05T12:52:54Z</updated>

    <summary>新政権がつくった「森林・林業再生プラン」は、全国で８千万立方メートル使われている...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/amano/">
        <![CDATA[<p>新政権がつくった「森林・林業再生プラン」は、全国で８千万立方メートル使われている木材のうち、１千８百万立方メートルしか自国で生産できていないわが国が、10年後までには５千万立方メートルを生産できるようにしよう。戦後に植えてきた人工林が使い頃に育っているので、使えるように、小さな所有形態を取りまとめて、作業道を整備しやすくしたりしよう、というもの。</p>

<p>そのプランの中に、全国５ヵ所にドイツのフォレスターを招き、大型林業機械などで効率よく仕事ができるモデルをつくろうというものもあります。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>日本はかつて明治維新時に、国会や憲法はイギリスから、治水はオランダから、林業はドイツから学んでいました。そのドイツに再び学ぶのは、ドイツが百年前には「経済効率一辺倒」の森づくりをしていたことを反省して、近年は「近自然林業」ともいうべき、自然と共生する林業をやってきているからだと、私は思っています。</p>

<p>ドイツでは、人工林をつくる時にも今は、天然の萌芽があればそれを尊重して、針葉樹（人工）と広葉樹（天然）の"複層（相）林"をつくっています。</p>

<p>いま私は、林野庁の「作業道」の委員会に属しているので、今回のドイツ見学では、作業道と、林道と、それを使う高性能林業機械やその仕事ぶりを見せてもらいます。１８００メートルの高地のスイスにも足を延ばします。</p>

<p>同行するのは５名。京都大学からは名誉教授で人工林研究の竹内典之さん。２００３年に、ヒラメの研究者と「森里海連環学」を提唱した人物。その弟子の長谷川尚史さんは准教授で、「作業道を使う仕事のシステム」の専門家。奈良県清光林業１７代目の岡橋清元さんは、作業道を作り続けて３０年。林野庁関係者では、２００３年から「新流通・加工システム」と「新生産システム」を予算化してこられ、昨年からは「日本林道協会」の専務理事となられている山田寿夫さん。異色は、「ポロBCS」の高井洋一さん。この方は、私や竹内先生や岡橋さんが養老先生を囲んで２００８年から活動している「日本に健全な森をつくり直す委員会」の新しいメンバーとして入られた方で、奈良県東吉野にある先祖代々の森を自分でも間伐してゆこうと考え始められた、アパレル関係会社の若き社長です。</p>

<p>山田さんは「林道は、これからもたくさん日本に必要です」と、おっしゃいます。私や竹内先生は、「まず、これまでつくられてきた林道に作業道をつないで増やしてゆくことが先決です」と、言っています。</p>

<p>いずれにしても、１０年後までに今の約３倍近い材を山から出してくるには、様々に相当な努力をしなければなりません。</p>

<p>百年前のように、ドイツに学びますが、私のドイツ林業見学は、これで二度目です。</p>

<p>帰ってきたら、また報告しますね。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>昔の私で出ています</title>
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    <published>2010-04-29T14:26:13Z</published>
    <updated>2010-04-29T14:39:49Z</updated>

    <summary>5月8日（土）の早朝、５：１５～３５に、NHKが放送するアーカイブ（昔の放送の再...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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        <category term="身辺近況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/amano/">
        <![CDATA[<p>5月8日（土）の早朝、５：１５～３５に、NHKが放送するアーカイブ（昔の放送の再放送）「森へ行こうよ」は、私が京都府美山町にある京都大学芦生演習林を歩く番組です。</p>

<p>今年になってNHKが私の昔の番組を放映するのは2度目で、最初の1本は「ミナト大阪ぬくもり訪ねて」という大阪湾周辺をレポートする番組でした。</p>

<p>当時よりも１５kg以上はふとっている私から、この番組に出演している頃の「20年以上前のかわいいわたし」を想像しにくいようですが。</p>

<p>早起きの知人たちがNHKを見ていて私に気がつくのは、たいてい声を聞いて。</p>

<p>「天野礼子のダミ声に似ているな」と思いつつ、画像のかわいい女性を見ていると、字幕に「レポーター　天野礼子さん」と出て、驚くというのです。</p>

<p>失礼だよねぇー。プンプンプン！</p>]]>
        
    </content>
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    <title>自然に学ぶ&quot;森里海連環学&quot;</title>
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    <published>2010-04-18T05:12:09Z</published>
    <updated>2010-04-18T05:21:07Z</updated>

    <summary>山陰中央新報連載　自然に学ぶ&quot;森里海連環学&quot;　No.11 アユ溯る―川の民英断実...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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    </author>
    
        <category term="森里海連環学" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="自然環境" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/amano/">
        <![CDATA[<p><strong>山陰中央新報連載　自然に学ぶ"森里海連環学"　No.11</strong></p>

<p><em>アユ溯る―川の民英断実ったか</em></p>

<p><br />
今年は既に2月23日に、高津川への天然アユ溯上（そじょう）が確認されている。</p>

<p>河口から数キロ上流の安富橋の毎年天然溯上を確認する地点で、５～６グラム、体長は８～10センチに見えるアユが、100匹ほど見え、漁協職員がカメラに収めたのだという。</p>

<p>高津川漁協でアユセンター長の田中誠二さんは「今年は例年より１カ月も早い遡上です。体長も、例年よりだいぶ大きい。雪が少なかったことも影響しているかもしれませんが、これが、反対はあってもここ２年間、10月11日から11月30日を『全川全面禁漁』にして、アユの産卵場も整備した効果が出て、最近は全く姿を消していた、『早期産卵アユ』が再現したものかどうか。アユを川から採取して耳石を検査し確かめてみたいのですが、あれから水が高くてアユをとれないのです」と、おっしゃる。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>近年、「冷水病」という水温の急低下時に魚が大量死するウィルス性の病気がアユに出て、全国の川の漁協や釣り師を悩ましている。</p>

<p>東海大学海洋学部を卒業している田中さんは「昔の高津川の天然アユが持っていた"天然力"を取り戻させれば、風邪と一緒だから、冷水病のウィルスが体中に入っても、発病しなくなるのでは」と、考えた。</p>

<p>秋のアユの産卵期に、まず産卵場を人の手で整備し、アユが卵を産みやすくする。10月11日から11月30日の51日間は、落ちアユ漁もツガニ漁もやめて、アユたちが自由に産卵活動をし、卵が無事に育つまで見守る。</p>

<p>アユは1年魚。河口に住む人間たちは、春は溯（のぼ）ってゆく天然アユを見ているだけ。その代わり、下ってきた産卵後の落ちアユをいただき正月の雑煮のだしにするのは、日本全国の川の"冬の風物詩"とされてきた。</p>

<p>それを、「獲（と）るな」といい、同時期に産卵期を迎えているツガニの漁もアユのために禁止するのは、ずいぶん酷な話なのだ。</p>

<p>しかし、高津川の男たちは2年前、それを英断した。私はこの連載で既に一度、この男たちの英断を「川の民の英知」と書いた。</p>

<p>その「英断」が効いたのか、ただ、早い雪融けのせいなのか・・・。</p>

<p>今年、雪の量が少なかった高津川は夏、必ず大渇水する。そして水温の上昇も温暖化で高まるかもしれない。そのとき、たった2年の効果が挙がっていて、アユが冷水病の影響を少ししか受けず、夏を乗り切るか。</p>

<p>川の側に暮らす男なら、いや女でも、気にならないわけはない。高津川よ、天然アユよ、強く生きよ。"天然力"を取り戻すのだ。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>「石油に頼らない」出版記念パーティ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/amano/2010/04/post_97.html" />
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    <published>2010-04-15T15:59:33Z</published>
    <updated>2010-04-16T12:35:34Z</updated>

    <summary>養老孟司さんを委員長としている「日本に健全な森をつくり直す委員会」が、このたび「...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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    </author>
    
        <category term="案内" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="身辺近況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/amano/">
        <![CDATA[<p>養老孟司さんを委員長としている「日本に健全な森をつくり直す委員会」が、このたび「石油に頼らない―森から始める日本再生」（北海道新聞社）を出版しました。</p>

<p>その出版記念パーティを、４月２０日（火）に、銀座の三笠会館で準備しています。<br />
PM７:００受付け開始、７:３０開会。</p>

<p>冒頭に養老孟司委員長が、本の題名である「石油に頼らない」というタイトルで15分のスピーチをします。<br />
菅直人副総理も、来賓ご挨拶をなさいます。</p>

<p>参加希望者は当日入口で、1万円（本を１冊含む）にて受付けます。</p>]]>
        
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    <title>渓ひらく―&quot;参勤交代&quot;考</title>
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    <published>2010-03-26T12:44:30Z</published>
    <updated>2010-03-26T12:47:29Z</updated>

    <summary>今年初めてのアマゴ釣りに3月21日（日）、高知県仁淀川の源流へ行ってきました。 ...</summary>
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        <name>天野礼子</name>
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        <category term="身辺近況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>今年初めてのアマゴ釣りに3月21日（日）、高知県仁淀川の源流へ行ってきました。</p>

<p>アマゴは、日本列島の太平洋側、神奈川県酒匂（さかわ）川から西の、川の上流部を生息域とする渓流魚で、酒匂川から東や日本海側という列島の４分の３の水域の上流には、ヤマメが棲んでいます。かつて、京都大学で生態学を提唱された今西錦司さんらが、そんな「棲み分け」を調べられました。</p>

<p>私は、19歳、同志社大学の一回生の時にアマゴ釣りを始め、今西先生が会長をしておられた釣りクラブ「ノータリンクラブ」にも属して、チヌ、グレ、アユ、モロコなど四季の釣りを、34歳までは年間に百日ぐらい、34歳からは長良川河口堰反対運動を始めたので年間60日くらいの、川でのアマゴ・アユだけに限定して、56歳の現在も、3月から10月中旬までのほぼ毎週土・日と連休は、どこかの川で竿を出すという趣味を続けています。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>3月20日（土）と21日（日）は、大陸からの黄砂が高知に吹き荒れていました。ようやく風が少しやんで竿が出せたのは21日の3時すぎ、1時間ほどで3尾のアマゴの顔を見ることができ、ようやく今年の「渓ひらく」という状況がつくれました。昨年の10月以来、5ヶ月ぶりの釣行です。</p>

<p>仁淀川の源流に、仁淀川町という人口7千人足らずの集落があり、そこに林野庁の旧官舎、木造平屋すきま風びゅうびゅうの一戸建てを借りて"水鳥庵"と名づけ、通っています。</p>

<p>この日釣った、夫と合わせて5尾のアマゴは、近くの居酒屋「大関」に持ち込んで、林野庁の職員だったテンカラ釣りの名手と食べました。私の釣った大型一匹は刺身、あとは塩焼き。この源流部は水がきれいなので、とてもおいしく、臭みが少しもないのが自慢です。</p>

<p><br />
　　<strong>"参勤交代"考</strong></p>

<p>新大阪駅に近い自宅から、いつもなら5時間で行けるところが、行きは9時間、帰りは7時間。高速道路での事故渋滞が原因でした。減額化で、初心者も高速道路を走るようになったからでしょうか、軽自動車で追い越し車線をスロースピードで走り続けるなどの、高速道路マナーをよく理解できていない運転手もいるなと見えます。</p>

<p>私はこのような釣り場を、高知のほかにも島根県高津川など何カ所か持っていて、水況によって釣り場を選び、通っています。</p>

<p>養老孟司先生は、このような遊び方を、「現代の"参勤交代"」と呼ばれています。</p>

<p>3月15日には、国土交通省住宅局がつくった養老先生を委員長とする「"木の家づくり"から林業再生を考える委員会」の初会合があり、そこで養老先生はいつもの「参勤交代論」をお話しになりました。</p>

<p>都市に棲む生活者が時々は田舎へ行くことで、①鬱を解消する②災害時の棲家をつくっておく③食料もそこでつくる訓練をする④田舎に「第２の親類」をつくっておく⑤地域材で木の家をつくることで「林業再生」の一端を担うことができる、などの効用があると思えます。</p>

<p>もちろん、釣りをしている最中には、こんなことはひとかけらも考えていません。「あの石からアマゴがでるかな」との一念。私のモットーは「少なく釣って、多く楽しむ」。<br />
夫からは「負け惜しみやろ」とからかわれていますが・・・。（笑）</p>

<p>でも、私が文学の師、亡き開高健さんからつけられたニックネームは、「あまご」。開高さんの「オーパ」でも私は、「天野あまご嬢」と紹介されています。いつもアマゴの話ばっかりしているのと、天野礼子の上と下を合わせると「天子（あまご）」というわけです。</p>

<p>長良川河口堰反対を一緒に始めてほしいと開高さんにいった時も、「やっぱり"あまご"やのう」とからかわれました。アマゴの降海魚サツキマスが現代においてもまだ絶滅せず残っていたのが、長良川だったからです。<br />
</p>]]>
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    <title>mont-bell広報誌「ＯＵＴＷＡＲＤ」連載　４7号</title>
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    <published>2010-03-17T09:53:30Z</published>
    <updated>2010-03-17T10:08:06Z</updated>

    <summary>森里海連環学のススメ　Vol.3 「そして、大地も」 　&quot;森仕事&quot;の次に私が取り...</summary>
    <author>
        <name>天野礼子</name>
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    </author>
    
        <category term="“森仕事”と“畑仕事”" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="有機農業" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>森里海連環学のススメ　Vol.3</p>

<p><strong>「そして、大地も」</strong></p>

<p><br />
　"森仕事"の次に私が取り組んだのは、"畑仕事"でした。</p>

<p> 　釣りや執筆のための家を高知県仁淀川の源流・池川町（今は合併して仁淀川町になっている）に2002年から借りた私は、その町から車で東へ1時間の本山町に住む、就農8年目の山下一穂さんと親しくなりました。 　</p>

<p>山下さんは「超かんたん・無農薬有機農法」という本を書いている有機農業者。二人の共通の趣味のアマゴ釣りが、結んでくれました。山下さんはフライマン。私は季節によって、エサ釣りやテンカラ釣りやフライフィッシングを使いわけます。私の方は、アマゴがその時期にいる水の層にふさわしい釣り方で狙うというわけです。 　</p>

<p>山下さんと釣りに行き、野菜をいただいているうちに、山下さん以外の有機農業者がつくる無農薬野菜でそれまで抱いていた私のイメージは変わりました。「安全かも知れないけど、おいしくない」と思っていた無農薬有機野菜が、「おいしい」とわかったのです。 　</p>

<p>これで私の「森・里・海」が、ほぼ完成することになってゆきます。私は山下さんと「高知439国道有機協議会」をつくり、自分がその事務局長をひきうけて、農林水産省の「有機農業モデルタウン」全国45地区の一つとしての活動を始めるに至るのです。 <br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>山下さんの無農薬有機野菜は、ほとんど虫喰いがなく、甘くておいしい。虫喰いがない秘密は、雑草を全部取ってしまわずに適度に残し、そこに害虫を食べてくれる"天敵"を呼びこむこと。春に、たわわに実った山下さんのキャベツ畑で私は、モンシロチョウの乱舞を毎年見ています。キャベツの虫喰いをつくるのは、モンシロチョウの子どもの青虫。その青虫がキャベツの葉っぱに噛み跡を残せていないのは、青虫が大量に生まれるキャベツの成長期にはアオガエルが畑の雑草の中にいて青虫を食べるからというのが、私がこの数年山下さんの畑を観察して得た推論です。 　</p>

<p>キャベツが成長してしまってから生まれる青虫は、固くなってしまったキャベツを食べることができず、何かちがうエサ（たとえば、畑に残っている雑草?）を食べて成長し、モンシロチョウになって、自分が生まれたキャベツ畑を乱舞して、次代の子どもを残してゆくのではないでしょうか。 　</p>

<p>甘さの秘密の方はどうやら、「超かんたん」と山下さんが称している、山下さん工夫の農法にあるのかもしれません。 　</p>

<p>無農薬有機農法の農業者の多くは、落葉樹の葉やさまざまな有機物で堆肥をつくります。それには少なくとも一年くらいはかかるのが普通。また中には堆肥も全くなしの"自然農"と称する放ったらかしにちかい人もいます。 　</p>

<p>山下さんの「超かんたん」とは、時間をかけて堆肥をつくらず、ソルゴーと呼ばれる緑肥を植え、それが背丈ほどにのびたらきざみ、畑にすきこんで、3ヶ月以上熟成させるというもの。しかし「超かんたん」と著書には口笛をふいている山下さんのマンガがありますが、これはウソ。 　</p>

<p>山下一穂は、高知の"いごっそう"中のいごっそう。負けず嫌いで、人に見えないところで様々な努力や工夫をしていることを口に出さないだけなのです。（注　山下さんのホラを真に受けて「超かんたん」だと思ってまねしても、おいしくはできないかもしれないですよ。日々の努力を"楽しんでやる"人においしい野菜はできるのです） 　</p>

<p>農林水産省は平成19年に、「生物多様性戦略」をHPに発表しました。 　</p>

<p>そこには、これまで使われてきた農薬が、生物の多様性には"負の遺産"となっていることや、水路のコンクリート化、干潟の埋め立てなどの公共事業も同様に"負の遺産"をつくってきていたと書かれていました。私はこれを見て、腰を抜かすほど驚きました。なんとそこには、あの"ギロチン"と亡き筑紫哲也氏が呼んだ諫早水門が閉じられている写真が載せられていたからです。 　</p>

<p>この翌年に農水省は初めて、有機農業に国家の予算を4億6千万円つけました。「有機農業」という言葉が使われ始めて、35年目の快挙でした。 　</p>

<p>私と山下さんの「高知439国道有機協議会」は、この予算をゲットした45グループの1つなのです。</p>]]>
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