Calendar

2012年3月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Recent Comments

« 自然に学ぶ「森里海連環学」のすすめ
メイン

自然に学ぶ「森里海連環学」のすすめ

山陰中央新報連載 自然に学ぶ"森里海連環学"のすすめNo.34

何故、"森里海連環学"なのか ―文化教室で会いましょう―

フランスでは高校で、午前中は座学、午後は森へ行くというプログラムが試みられているそうだ。カナダでは医者たちが真剣に、「子どもたちに野外で学ぶことが足りない病」というのを研究しているという。

私がこの連載で紹介してきた「森里海連環学」は、2003年に京都大学で誕生した。ヒラメの研究者と、人工林の研究者竹内典之先生が、「21世紀は、20世紀が失ったものを取り戻す学問が必要」と考えられたのだ。

私は、島根県では高津川流域でこの学問を竹内先生と広めてきた(高知県では仁淀川流域で、そして北海道では紋別市でも)。

この連載に「自然に学ぶ」と付けたのは、森と川と海の連なりやつながりを取り戻すための学問こそ、自然の中で体感し、会得してもらいたいと考えたからだ。

里域に住む人間だけが、生物の中で唯一、他の多くの"いきもの"の命を20世紀に大量に奪った。それを21世紀も続ければ、人間だって、地球だって危ない。それを知ってもらうために、この「森里海連環学」の普及をお手伝いしてきた。

この連載は今回で終了しますが、高津川流域で始めたカルチャー教室「自然に学ぶ"森里海連環学"」は続けてゆきます。

これも当初2年間は山陰中央新報社にお世話になっていたものだが、昨年からは自分で主宰している。

本年度のメニューは4月天野礼子、5月養老孟司先生と安蔵寺山へ。6月以降も竹内先生やモンベル社の辰野勇会長といった多彩な顔ぶれで、「高津川をカヌーで下る」「私のつくる最新の作業道」「高津川に施したい"近自然工法"」などを予定している。

毎月、基本的には第4金曜日の夜に、益田市東町の「リンケンスクエアガーデン」で。野外でのバージョンは休日に。8月には私が釣ったアユで「天然アユ喰(く)いの夕べ」も計画します。

募集人員は先着50人。年間受講料は2万円。申し込みはファクス06(6397)7570天野、または、メールアドレスamago@cipherassociates.co.jpへ。

カルチャー教室で、読者の皆さんとの再会を果たしたいものです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.the-journal.jp/mt/mt-tb.cgi/8404

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

※[投稿]ボタンをクリックしてから投稿が完了するまで数十秒かかる場合がございますので、2度押しせずに画面が切り替わるまでお待ちください。

Profile

天野礼子(あまの・れいこ)

-----<経歴>-----

アウトドアライター。
1953年、京都市生れ。
中、高、大学を同志社で過ごす。
19才より釣りを始め、文化人類学者の今西錦司博士の主宰された「ノータリンクラブ」に属して、国内外の川、湖、海辺を釣り歩く。
26才より小説家、開高健に師事。
1988年には師と共に長良川河口の堰建設反対に立ち上がり、「ダムは不用」の国民世論に育て上げる。
近年は「川を再生するには森を生きかえらせることが必要」と“森仕事”へ視野を広げて、日本の森から材が出る社会システムを作り直すことを各地で提案している。
京都大学が2003年に構築した「森里海連環学」の普及もお手伝いするため、高知新聞社と山陰中央新報社でカルチャー教室「自然に学ぶ“森里海連環学”」を続けている。
2001年より、高知県・仁淀川の源流にも家を借り、有機農業普及のための「高知439国道有機協議会」を07年に立ち上げて、事務局長を務めている。08年7月に養老孟司氏らと「日本に健全な森をつくり直す委員会」を設立した。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://www.uranus.dti.ne
.jp/~amago/


長良川河口堰建設をやめさせる市民会議
http://nagara.ktroad.ne.jp/

公共事業チェックを求めるNGOの会
http://kjc.ktroad.ne.jp/

日米ダム撤去委員会
http://damremoval.com/

市民版憲法調査会
http://www.kenpou.com/

-----<著書>-----


『“林業再生”最後の挑戦』
2006年11月、農山漁村文化協会


『だめダムが水害をつくる!?』
2005年10月、講談社+α新書


『「緑の時代」をつくる』
2005年5月、旬報社


『ダム撤去への道』
2004年5月、東京書籍


『日本の名河川を歩く』
2003年7月、講談社+α新書


『市民事業』
2003年4月、中公新書ラクレ


『ダムと日本』
2001年2月、岩波新書


当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.