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自然に学ぶ「森里海連環学」のすすめ

山陰中央新報連載 自然に学ぶ"森里海連環学"のすすめNo.28

SEA TO SUMMIT ―高津川を遊びつくせ!―

「"SEA TO SUMMIT"in高津川」が今月23、24日の両日、島根県の高津川流域で開催される。

SEA(海)からSUMMT(山の頂)までの55㌔をカヌー、自転車、走りで駆けるこのイベントは、大阪が本社の世界的アウトドアウエアメーカー「モンベル」社の辰野勇会長が発案し、3年前から全国で始まった。

高津川河口から海へカヌーで漕(こ)ぎ出し、上流へ10㌔。次は自転車で35㌔。ブナ林の安蔵寺山ステージでは秋の訪れが始まっていることだろう。73チーム171人の選手が全国から出場する。

昨年は、大会後の抽選会でシーカヤック(カヌーの一種)をゲットした吉賀町役場チームは、今年はその艇で出場。益田市の福原慎太郎市長は2人乗りのカヌー。自転車は市長、安蔵寺登山は秘書が挑むそうだ。2人は完走できるだろうか?

このイベントは、「環境スポーツイベント」とされている。2003年に京都大学の提唱した"森里海連環学"を流域の益田市、津和野町、吉賀町で実践してきている高津川には最もふさわしい行事だろう。今年の環境シンポジウムのゲストには、吉賀町柿木村の「有機農業」を30年前から町職員として推進してきて、今はNPO法人「ゆうきびと」の代表である福原庄史さんも参加される。

「清流・日本一」の旗が、今年は各所で再びはためくと思うとうれしい。流域のみんなが高津川を自慢する最大の"晴れ舞台"となる。高津川漁協なども参加し、ブースを出す。

大会に選手としてエントリーしていない人でも、環境シンポジウムに参加したり、特別ブースでショッピングを楽しんだりできる。

森と川と海の"つらなり"や"つながり"を見ることを、あなたも秋の空の下でゆっくり楽しんでみてはいかが?

まだアユ釣りに忙しい私は、選手たちの走りを川から見るつもり。今年4年目となる漁協の「アユのための10月11日より"全川全面禁漁"」の成果で、2010年度の「アユ流下仔(し)魚数は29億匹」が確認された高津川。今年はどこの釣り場でもアユの数が大量に確認された。アユが多すぎて一匹一匹が大きくなれないうれしい悲鳴が漁協から上がるくらいたくさん溯上(そじょう)したので、川中がピカピカに掃除された。石に付くコケをアユが食べてくれるからだ。

本流にダムのない高津川の秋の風景を、選手の皆さんも、応援の市民の皆さんも満喫してほしい。

いざ、「清流・日本一」の高津川へ、あなたも!

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

世の中、原発事故や震災復興、政局等で騒がしい折、こういう話題は注目はされないのでしょうね。
自然の中で<遊ぶ>というのは現代の都会に住む人間にとっては最高の贅沢です。
勿論現代でも、生存をかけて自然と向きあって暮らしている人々もいらっしゃいますので、そういう方々にとっては、贅沢、という表現は、反発を感じられるかも知れません。ただ、普段自然の脅威から少し離れたところで生活している都会の人間にとっては、やはり、贅沢、という表現を使いたくなります。
経済発展のおかげで世の中は豊かになり、都会で暮らす人間が多くなりました。ただ、経済活動、というものの本質は、「地球の資源を使って製品を作り、それをお金に換える。そのお金で製品を買う。」ということに尽きるのではないでしょうか。つまり人類は、時々刻々と、地球の資源をお金に換えて豊かになってきた、と言えると思います。そのテンポはどんどん速くなってきています。
地球の資源は有限でしょうから、こういう経済活動は、何時の日か行き詰るのは明白です。100年前は、資源の有限性について思い巡らす人はほとんどいませんでした。現在はその有限性を感じる人はかなり多くなってきていると思います。100年先に人類は、ほとんどの人が、多分、有限性を現実のものとして感じているでしょう。そういう状況になった場合、経済活動はどうなるのか、もっと根本的に、人間の生存はどうなるのか、あまり楽観的な未来はなさそうですね。少なくとも今の世界のゴタゴタを見る限りは。
生物の原則に従って、強いものが生き残り、弱いものは淘汰される、ということになるのでしょうか?それとも生物の原則を越える世界が開かれるのでしょうか?
自然の中で遊ぶ、ということから、余計な空想をしてしまいます。

天野 様

釣りは好きなので、釣りに出かけ釣れると毎日出かけるのですが、つれないとやめてしまい、忘れてしまったころ、何気なく思い出して出けるる始末。いい加減な釣り人です。だからと言って、船づりでたくさん釣っても面白くなく、船釣りには全く興味がありません。

釣りをして自然を大切に守っていこうとする天野さんの生き方はうらやましいが、私にはできない生き方です。一つのことに集中するのではなく、いろいろなことに挑戦することに楽しみを持つので何をやっても中途半端です。

いろいろなことをやってみても人生の深みは出てこないのですが、混沌とした経験が一つの形になり、次の行動に助けになることもあり、その時任せのいい加減な人生しかできない自分に満足するしかないと思っています。

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Profile

天野礼子(あまの・れいこ)

-----<経歴>-----

アウトドアライター。
1953年、京都市生れ。
中、高、大学を同志社で過ごす。
19才より釣りを始め、文化人類学者の今西錦司博士の主宰された「ノータリンクラブ」に属して、国内外の川、湖、海辺を釣り歩く。
26才より小説家、開高健に師事。
1988年には師と共に長良川河口の堰建設反対に立ち上がり、「ダムは不用」の国民世論に育て上げる。
近年は「川を再生するには森を生きかえらせることが必要」と“森仕事”へ視野を広げて、日本の森から材が出る社会システムを作り直すことを各地で提案している。
京都大学が2003年に構築した「森里海連環学」の普及もお手伝いするため、高知新聞社と山陰中央新報社でカルチャー教室「自然に学ぶ“森里海連環学”」を続けている。
2001年より、高知県・仁淀川の源流にも家を借り、有機農業普及のための「高知439国道有機協議会」を07年に立ち上げて、事務局長を務めている。08年7月に養老孟司氏らと「日本に健全な森をつくり直す委員会」を設立した。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://www.uranus.dti.ne
.jp/~amago/


長良川河口堰建設をやめさせる市民会議
http://nagara.ktroad.ne.jp/

公共事業チェックを求めるNGOの会
http://kjc.ktroad.ne.jp/

日米ダム撤去委員会
http://damremoval.com/

市民版憲法調査会
http://www.kenpou.com/

-----<著書>-----


『“林業再生”最後の挑戦』
2006年11月、農山漁村文化協会


『だめダムが水害をつくる!?』
2005年10月、講談社+α新書


『「緑の時代」をつくる』
2005年5月、旬報社


『ダム撤去への道』
2004年5月、東京書籍


『日本の名河川を歩く』
2003年7月、講談社+α新書


『市民事業』
2003年4月、中公新書ラクレ


『ダムと日本』
2001年2月、岩波新書


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