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何かが、確実に進んでいる

 春はアマゴ。セカンドハウスがある高知県や、和歌山県の渓流へアマゴを釣りに行っています。どちらの地域でも「アメゴ」と呼ばれています、偶然ですが。

 アマゴと、ヤマメが、日本列島を棲み分けています。神奈川県の酒匂川より以東や、以西でも日本海側がヤマメ、それ以外がアマゴで、両者は人間でいうと「またいとこ」くらいの関係だそうです。

 今この原稿を書いている、家の前の高知川仁淀川の源流にも美しい流れがあるのですが、去年と違って、淵の底に緑色のコケのかたまりがたくさん沈んでいます。先週アメゴ釣りに行った県北の汗見川でも同じような緑色のコケが川中に広がっていました。
 多分この春は雪がなかったので水温が上がり、川が富栄養化しているからではないでしょうか。

 3月に林業の勉強のためドイツに行った時も、アルプスの斜面は上の方にしか雪がなく、人々が「地球温暖化」と「異常気象」をしきりに話題にしていました。日本と同じように、昨年は春に大雪、今年は暖冬だったのです。

 今は、地球が次第に温暖化し、時々、洪水や寒波が来るのは氷河が融けているからと言われています。そしてその原因は人間にあるとも。

 不思議に思うのは、日本ではあまり人々がそれを話題にしないことです。近年ヨーロッパを歩くとつくづく感じるのがそのことです。
 「こんなに自然は警告を与えているのに、どうして日本人はこんなに鈍感なのだろう」と、思われませんか、あなたも。

 日本人は、いつからこんなにバカになったのか。「俳句(ハイク)」は、世界に知られる日本の文化、世界中から愛されていますが、「その心」を一番忘れているのは日本人でしょう。

 目の前の淵に沈む緑色の不気味な物体を、「地球からの警告」だと、哀しく見つめています。
 でも見つめているだけでは何も変わりません。「一人では何もできないから、何もしない?」。私は、一人でも何かを、少しでも変えたいと行動します。

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» 天野礼子さん 日本人の自然への鈍感をなげいている 送信元 ゲゼル 若狭もりの会 応援ページ
私は自分も含めてそう思う。忙しすぎるのか。 [詳しくはこちら]

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Profile

天野礼子(あまの・れいこ)

-----<経歴>-----

アウトドアライター。
1953年、京都市生れ。
中、高、大学を同志社で過ごす。
19才より釣りを始め、文化人類学者の今西錦司博士の主宰された「ノータリンクラブ」に属して、国内外の川、湖、海辺を釣り歩く。
26才より小説家、開高健に師事。
1988年には師と共に長良川河口の堰建設反対に立ち上がり、「ダムは不用」の国民世論に育て上げる。
近年は「川を再生するには森を生きかえらせることが必要」と“森仕事”へ視野を広げて、日本の森から材が出る社会システムを作り直すことを各地で提案している。
京都大学が2003年に構築した「森里海連環学」の普及もお手伝いするため、高知新聞社と山陰中央新報社でカルチャー教室「自然に学ぶ“森里海連環学”」を続けている。
2001年より、高知県・仁淀川の源流にも家を借り、有機農業普及のための「高知439国道有機協議会」を07年に立ち上げて、事務局長を務めている。08年7月に養老孟司氏らと「日本に健全な森をつくり直す委員会」を設立した。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://www.uranus.dti.ne
.jp/~amago/


長良川河口堰建設をやめさせる市民会議
http://nagara.ktroad.ne.jp/

公共事業チェックを求めるNGOの会
http://kjc.ktroad.ne.jp/

日米ダム撤去委員会
http://damremoval.com/

市民版憲法調査会
http://www.kenpou.com/

-----<著書>-----


『“林業再生”最後の挑戦』
2006年11月、農山漁村文化協会


『だめダムが水害をつくる!?』
2005年10月、講談社+α新書


『「緑の時代」をつくる』
2005年5月、旬報社


『ダム撤去への道』
2004年5月、東京書籍


『日本の名河川を歩く』
2003年7月、講談社+α新書


『市民事業』
2003年4月、中公新書ラクレ


『ダムと日本』
2001年2月、岩波新書


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