日本最古級ディナーセットの復元!
メリークリスマス(*^_^*)
今日はクリスマスですね。
お正月がマジかに迫った緊張感で忘れそうになってしまいますが、それほど1年の運気を決定する正月があと5日。
なのに掃除も仕事も中途半端に残って、時間がゆっくり動いてほしいとさえ思ってしまいます。
そんな師走の暮れの中、先日テレビの番組で卵の殻の薄さの焼き物という特集をみました。
光が透けて見えるほどの薄い陶器なのですが、江戸時代に作り方を発見し、100年ぶりに復活したということで、土も同じものを使って子孫の陶芸家が完成させた名品のようです。
たしか、長崎の方の窯元だったのですが、日本の伝統工芸品が昔の技術を取り戻したことに、何だか日本文化が小さなところからも復活している兆候がみえてうれしい限りでした。
来年はもっとそのようなことが大きくでてくるのではないかしらと思った矢先、すごい陶磁器を紹介していただきました。
なんと有田焼で有名な九州は佐賀の有田町で明治時代に鹿鳴館や宮中で使われていたディナーセットを復刻させたらしいのです。

鹿鳴館で使われていたものですから、品質は最高級で、土も普通の白さではなく少し灰色がかった深みのあるもの。
当然、陶土(陶器に使われる土)は泉山産ということで限定しているらしいのですが、そんな貴重なものを当時と遜色なく復刻することに成功したようです。
当時(17世紀半ばから18世紀初頭にかけて)は外国製の食器に日本の絵柄をつけ、19世紀末のジャポニズムのきっかけになるような動きを海外におこしたほどの影響力で輸出された代物のひとつでしょう。それを完全な形で復刻することができたのは、製造元の窯元「有田製窯」の職人の力といって過言ではないでしょう。
ディナーセットが240万円という値段でちょっと庶民には手がでませんが、これは使うというよりは美術品。
海外に日本の技術がまだ衰えていないことを示す宣伝用の食器だと思えば、すばらしい仕事をありがとう、といったといころでしょうか。

絵柄も当時のまま、和柄の西洋食器。少し違和感がありますが、そこがまた味があってよいのです。もちろん手描きなのですが、これも職人さんが一つ一つ描いているというのですから驚きです。
今回復元されたのは「色絵竹文ディナーセット」というもので、全てに竹の文様が描かれています。
吉兆柄は、こういう日本的なものにはよく描かれますが、この竹のデザインは日本でも中国でもないような、やはり欧米を意識したモダンな柄。
松でも梅でもなく、竹をつかったのは、シンプルに表現できる線の美しさが西洋人の美的感覚とマッチしていたのかもしれません。
また、竹が皿のまわりに描かれていますが、竹には破邪効果がありますので、中に盛る料理を邪気から守る意味でも皇室らしいなと感心してしまいました。
皇室といえば五三の桐紋を使いますが、その桐は竹林の中に生息しているのです。
そして、竹の実を食べる鳳凰が桐の木に留まったとき、天子が誕生するともいわれています。
そんなことからも、この竹柄には、皇室を称え、祈るような意味もこめられていたのかもしれません。
そんな皇帝の使う食器柄ですから、現代人が使うとしても、神が自分に降りてきて世界でトップになってみせるというような、高い志のある人しかある意味使えないかもしれないですね。
私的にはおおいに関心をもってこの窯元の試みを応援していきたいと思っています。開運の食器をここで作ってみたいな、とすでにイメージしているほど。
日本文化のブームもまた(19世紀末ぶり?)きそうですね。2008年には流行るだろうというのが私の予想ですが、後1年後、果たしてどうなっているでしょうか。
その口火を切った感のあるこの超高級洋食器の復刻。
やはり、はじめは九州から始まるのでしょうか。
楽しみです。



コメント (4)
な〜んですか、これは!
凄い圧力と言うか、重みを感じてしまいます。
自宅には合わないですけど、一度並べてみたいです。
投稿者: 陶器と磁器が区別できない人 | 2006年12月25日 22:05
何で竹やぶに捨ててあるんですか?
投稿者: ?? | 2006年12月26日 01:58
明治になるまではちまたに菊の紋デザインがよくあったんだよね、占有でなく
明治政府が一系だけが使うように命令したんだよね
投稿者: 白王じゃ | 2006年12月26日 19:31
あけましておめでとうございます☆
パソコンの接続の関係でログインできない状況にあるので(パスワードがわからず)コメント欄からお許しください。
今年は諸事情で年賀状を省略する結果になりまして、諸先輩方々には本当に申し訳なくお詫び申し上げます。この場を借りて、といってもコメント欄からで僭越なのですが、、。
さて、インサイダーにも年賀状を出せず、2006年を一字であらわすなら、というお題目をいただきましたが、ブログ上でも紹介しましたが私は「飛」という言葉をあてさせていただいています。悩みや迷いが多い今だからこそ、振り切って飛ぶしかない!ということです。
本年もよろしくおねがいいたします。
投稿者: 暁玲華 | 2007年1月 1日 22:23