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河村たかしvs市議会 ナゴヤ版「関ヶ原」の決戦 

 国会以上に機能していないのが、地方議会だ。議員の多くはお手盛りの特権に浸り、特定支持者への利益誘導を活動の旨とする。議場で活発な論戦が展開されることもなく、台本通りの議事進行がほとんどだ。こうした地方議会の体たらくぶりは、自治体の規模を問わず全国共通の現象といってよい。住民の関心の低さも加わり、議会と民意の間にズレが生じがちである。

 それでも首長と議会が一体化している自治体は、矛盾が表面化しない。問題となるのは、首長と議会の考え、姿勢に大きな違いがあるケースだ。いずれも住民から選ばれた存在で、それぞれが執行責任と決定責任を分担する責務を負っている。しかし、互いに一歩も譲らず、抜き差しならぬ関係となってしまう場合である。二元代表制がもたらす弊害だ。

 そうした現象を生み出す最大の要因は、議会選挙への住民の無関心にあると考える。たったひとりを選び出す首長選と異なり、多数が当選する議員選挙への関心はどうしても低いものとなりがちだ。投票場に足を運ぶのはいつも特定の人たちで、組織票や固定票で当落が決まってしまうというケースが多い。民意が議会に反映しにくいのだ(もちろん、それは投票行動に出ない住民に最大の責任がある)。

 名古屋市議会がその典型だ。議員定数は75で、選挙区が16の行政区ごとに分かれ、定数2から7の中選挙区制となっている。投票率は常に低く、4割にも満たない。選挙区によっては3割を切るところさえ、ある。このため、「地盤、看板、鞄」が幅を利かせる旧来型の選挙が今なお続けられている。政治家の2世や3世、労働組合出身や国会議員の秘書、PTA会長といった面々が市議会を構成するのが、いわば伝統となっている。当然のことながら、彼らはそれぞれのお得意様に顔を向け、日々活動するのである。それがあの男が登場するまでは、ごく当たり前のことだった。

 20日から始まる名古屋市議会の11月定例会が要注目だ。庶民革命を掲げて今年4月に当選した河村たかし市長と市議会による「関ヶ原」の決戦が始まるからだ。市長が議会改革案を提出し、議会の自己改革を迫っているのである。改革案の内容はこうだ。議員定数の半減に議員報酬(年間約1,500万円)の半減、政務調査費(毎月50万円)の廃止と費用弁償(1日1万円)の実費支給化、さらに党議拘束の禁止などだ。河村市長は「議会改革案を否決するなら市長不信任を」と発言しており、また、否決された場合、議会の解散請求(リコール)に向けた署名集めに入る方針も示している。市長に議会解散権がないためだ。こうした市長の不退転の決意にナゴヤは今、真夏のような熱気に包まれている。

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» 誰が 決断していくか? 送信元 ワタシ的暮らしの知恵お披露目帳
さて地域の利益構造は、長い時間をかけてそこで暮らす人達自身が、その係わり合いの中から作り上げてきた歴史があります。 地域政治もまたしかりです。中央集権から... [詳しくはこちら]

コメント (17)

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 大都市で市・県議会議員選挙時
投票率が低いのは、一般市と異なる政令指定市における選挙区設定のありかたにも起因していると思われる。名古屋市の場合 中・東区の場合 定員一名で 中川・緑区でも七名にすぎない。県議会議員となれば一人区がもっと多くなる。お隣岐阜市では、市県会議員全市区で、市議会議員の場合40人で いわゆる既製政党に属しない人でも当選できる。事実 長良川河口堰反対に邁進してこられた松尾 孝和氏も4期つとめられた。名古屋の場合 選挙区4区ぐらいとすれば  選挙区定員75/4(19~18)となり 今のような沈滞ムードではなくなると思う。
 残念ながら 公職選挙法の縛りがあり こういうことやることできない。河村市長 国に「公職選挙法」の改訂 はたらきかけ 行政区を選挙区とせず条例で決めうるようにしてもらいたいと思う。議員定数半減を打ち出されているが 今のままでは ますます 特定の層の代表者に成り下がる懸念にしとしないからである。

非常に不思議なのは、この議会改革に取り組む【名古屋市長河村たかし】に率先して対抗しているのが、名古屋市議会第一党の民主党会派であり、それに追随して自民党その他の市会議員が続くんです。

どうして民主党市会議員の連中は、今年の四月に選出された直近市民の総意を無視するのでしょうか。

このブログを見ている名古屋市民の【民主党支持者】のコメントを投稿して下さい。

追伸。この私の不思議な思いについてのコメントですが、名古屋市民の【民主党支持者】だけでなく、名古屋市の【民主党市会議員】からも、さらに全国のみ【民主党支持者】からのご意見をお聞かせ下さい。

日本政治の癌は地方議会です。 特に市議会は最低です。 市議会議員の顔ぶれみれば分かります。
党派に関係有りません。 市民にも責任があります。 殆ど市政に関心が無いのです。 しかし、名古屋は河村氏が市長になりましたから情報公開が徹底され市議会改革が本丸になりました。 名古屋市民の政治意識が問われることになるでしょう。 河村市政に反対する民主党系の議員が最大のガンです。 河村氏が勝利すれば日本の地方政治の改革は進みます。

爺さんは市議会改革を応援しています。

名古屋市民の民主党支持者です。山ちゃんの疑問にお答えします。これは不思議でも何でもなく、民主党議員といえども、議員定数が半分になって、自分たちが失職するかもしれず、たとえ失職しなくても、給料が半分になるとあっては、反対するのは当然です。民主党議員といえども当選してしまえば、自分たちの既得権益を失いたくないんです。単なる政治屋どもですよ。

これからは地方の自由に使えるお金が増えるんですよね。この際、原口大臣には地方への分配の割り当てをどーんと大盤振る舞いしてもらって、割り当て額に地方選の投票率の平均値を掛けた金額をお支払いするなんてのはどうでしょうか。そうすりゃ選挙率も今よりはかなり上がって、市民のために働いてくれる議員も増えるんじゃないでしょうかね

河村さんを応援したくなっている只の素浪人だが、この話を聞く限り、まず名古屋市民が時代の変化を、身をもって感じないと難しいと思うよ。
それと、市長に議会解散権が付与されてないことが、話題にならないこと自体がおかしいね。
《ロンドンパリ》さんの言う通りだと思うよ。日本は、今までの自民党を見習って、地方自治体の細部どころか、一般企業の組織まで、ヒエラルキー体質が蔓延しているんだ。単なる政治やどもを選ばないことだね。
もっとも、小生のいる都会でも全く同じことなんだけど…。

河村市長の主な政策は以下でよろしいでしょうか?

2大政策(減税・地域委員会)
○【減税】(市民税10%減税)

○【地域委員会】小学校・中学校校区単位での地域委員会を設置し予算の一部をを分配し選挙で選ばれたボランティア委員が使い道を決める。

○議会改革
1、議員定数のおおむね半減
2、議員報酬の削減
3、多選禁止
4、会派拘束の見直し
5、政務調査費の廃止
6、費用弁償の実費支給
7、市民による3分間スピーチの実施
8、議員の政策立案に向けたスタッフの配置

○市長の議会解散権または議員内閣制の地方導入のどちらかを要求した。
(実質的な二元代表制の廃止を要求した。)

国会議員の活動は、善悪共にテレビでも報道するため、前政権の体たらくを実感出来た。それで 改革が必要と言う国民意識が政権交代を実現させた。おそらく、時間がかかるだろうが議員、省庁、国家公務員を含めた改善が進むと思う。

しかし、地方選挙における、県会議員や市議会選挙での住民の選択は、推測だが政党、政策で選ぶ方は少なくなる。仕事関係、中には趣味の会、近所付き合い等、段々小さくなればなるほど自分ごとでの投票となる。選ばれた議員も政党より其の支援者の為の発言が多くなる。そんな感じだという認識ですが間違ってるかな?

ちなみに2年前の市議会選挙では町内会の立候補者に投票したが、後から民主党推薦だと解った。仮に自民党でも投票していただろう。複雑な心境で書いています。

一応 県議会議員は、民主党系、自民党系とは成ってはいても民主党マニフェストに沿って政治を行うと言う考えは少ないと考える。

県で置ける多数政党が、族議員化して首長と張り合う。中には首長じたいが国で言う自民党型政治を行い、談合や利権を貪り、無駄な事業を推進しているのではないのかな?党本部からのお叱りや指導も上の空で・・・違ってたら御免なさい。勝手な思い込みでしょうが続けます。

今のまま、原口大臣が頑張って地域主権を貫き、一括交付金を手に入れても地方の惨状では多分失敗に終わると思う。

独裁とは紙一重だが、知事や市長に議会の解散権を与える法整備を早急に行う。首長の権限を強化すべきです。そうなった時、首長選挙こそが、住民の暮らしを豊かに出来るかの重要な選択選挙となりえる。投票率も上がるだろう。

党の下部組織への規約の強化も必要で、マニフェストに逆らうような議員は国会議員同様のペナルティを科す。これば効くのかは定かではないが。

私を含め、全ての選挙で柵を取り除き、今回の政権選択選挙の気持ちでの投票をすること。立候補者も地域主権の姿を描いた社会を作り上げようと言う人が出て欲しい。

河村さんの主張は橋下やそのまんま東と違って極めてまともだと思います。民主党は地域主権というキャッチフレーズがお好きな様で、鳩山内閣は昨日も地域主権戦略会議なるものを内閣府に設置すると決めました。ところが地方に中央の権限と予算を委譲しても、知事、市長、自治体職員、地方議員の権限が増すだけで、住民本位の施策にはつながりません。地域主権なる形式的発想は地方の利権集団を肥え太らせるだけです。民主党は地域主権などという流行語を弄ぶのでなく、住民自治の明確な理念の下に地方制度を再構築する必要があります。しかしながら、松下政経塾出身の原口は橋下やそのまんま東とつるんで、流行語による衆愚政治を進めようとしており、先が思いやられます。奴らには天誅を加えるべきです。

地方議会の多くは犯罪者集団の様相を呈しており、地方議員の給与ほど無駄なものはありません。地方議会は自治法の抜本改正が必要な分野です。河村さんは自治体経営そのものを有象無象の専門家から住民の手に取り戻そうとしているように見え、彼の提案からは地域の主人公は自治体ではなく住民であるという理念がどこかしら感じられます。この点で大いに評価できます。孤立無援の戦いのようですので、微力ながら援護射撃していきたいと思います。みなさんからも応援メッセージを!

河村市長は議会改革どころか、住民税減税も実現できずにいます。

しかし、ここでも示されているように次々と改革の提案がなされています。

市民は51万票で圧勝した河村市長にまだまだ大きな期待をしています。

市議会は河村市長のやることには全部反対の姿勢のように思えます。
こうなることは市長選の候補者擁立のドタバタ劇から予想はしていました。
市長選の時は小沢代表の強力なリーダシップによって河村氏が指名されましたが、今の市議会との全面対決に対しては河村市長自らが市議会を説得するしかありません。

市民の支持は圧倒的に河村市長にあるのですから、自信を持って改革にまい進して欲しいものです。


ナゴヤシミン様へ
河村市長が、どのうように説得しても、長年にわたり、自民党と共に与党となって、これまでの既得権にしがみつき、生活に喘ぐ市民の困窮を無視し続け、美味しい私利私欲を絶対守ろうとしているのが、名古屋市議会第一党の民主党の市会議員です。

民主党出身の河村市長にとって、本来は与党である民主党市会議員を、先ず、どのように(自信を持って改革にまい進していけばよいのでしょうか)、教えて下さい。

山ちゃん様

貴方様ご指摘の点は多くの人々が日頃、感じていることと同じです。私も不思議というより非常に割り切れない思いを長年持っていました。つまるところ、日本の政党の近代化が出来ていないことなのだと思います。どの政党であれ政党とは、一つの政治理念の下に志を同じくする同志としての党員の集合体のはずです。企業でいえば定款なのですから、その物差しのもとに議会活動をすべきですがそこまで政治に理念や勉強をして今現在議員をやっている人が何人いるかということです。

きっと一番の原因は学校での民主教育というか、基本的な政治の仕組み及び政治との関わり方や国民としての社会的義務と責任をキチンと教えていないことにつきる気がします。政治に対する全国民の間に基準となるラインが無いことです。これも全て官僚が国民を支配する為に政治に対して無知な状態にわざとしていたのだと私は思っています。

でも、私たちはその事に気付いたのですから、政党の近代化と政治への関わりを積極的に行い支持する政党の党員になって、どんどん中で発言して利権狙いのような輩は追い出せばよいと思います。地方支部で間に合わなかったら、永田町の党本部にガンガン文句を言いましょう。そして、自ら行動することです。それなくして、日本が良くなることなどありえません。

時は遡るが松原市政の時、藤前干潟への焼却炉建設是非が問われ非になった時、有る方から聞いた話を要約すると松原市長並びに鈴木助役曰く「せっかく環境省等に根回しを終え川崎大臣(三重県桑名市の水谷建設との関係は・・・?)からも承諾を得ていたのに・・・。苦労が無に終わった。・・・残念!!」と。そのことに対する市民に対する仕返し行為としてゴミの分別等極端な変更をしゴミ処理に対する無理難題を市民に押しつけた。(今ではそのことで名古屋市民の意識改革が出来上手く回っているのかも。)ただ、この時も名古屋市議団の抗議等の政治活動は1つもなく、これらからも分かるように一定の利害関係のある市民団体の代表でしかなく一般に市民が四苦八苦してようが何も関わってこなかった歴史がある。名古屋市民は名古屋市政に泣かされてきた歴史があるにも関わらず無頓着である。この無頓着性を改善すべきである。因みに、話は変わるがこれも聞いた話ではあるが自民党系のさる市議が名古屋のホテルで議員歴35周年記念パーティー開催の折、そのゲストとして「みのもんた」が講演し祝辞を述べていたと聞いた。(飯が食えていないときその市議に「みのもんた」の実家の公共事業関係の仕事等でお世話になったそうである。)それも盛大にして名古屋の財界人も多数参加したと聞く。(ひとつの名古屋の自民党決起集会みたいなものではないか。前参議院議長や山東議員、愛知県知事、前名古屋市長等の参加もあったと聞く。)「みのもんた」も裏を解せば守旧派であり自民党系であるのか・・・。これらのことも踏まえ、相も変わらず地方は利害関係のあるオール与党のである。河村市長がどれだけガンガレルカはこの無頓着な名古屋市民に市政に対して興味を持たせいかに応援してくれるかである。(ゴミ問題で苦労したにも関わらず、それを無頓着に流し、それで今がある。)

まず下記の3本柱の一つでも実現してほしい。
 1 市民税減税
 2 地域会議
 3 市議会改革

さらに言えば、民主党政権が地域主権を実現するためには、首長も議会も自己改革が必要と言うことです。

少なくとも名古屋市では首長は変わったと思います。

河村市長が言うように名古屋から革命を実現してほしい。

河村たかし氏を応援する会
 今日のニュース、ポルトガルが財政破綻の危機
にあるらしい。我が日本もワニの口が開いたように支出と収入が年々開いて行き国家破産の道を進んでいる。予算92兆円もの大判振る舞いで悲願の消費税の大幅アップをもくろんでいるのだろうが・・・
 国の借金時計1秒間に176万円?ずつUPしているらしい。・・・で、このご時世の中立ち上がった名古屋市長の河村たかし氏、衆議院議員16年のベテランであるが議会相手に一人孤軍奮闘している。詳細はニュースで頻繁に報道されている通りだが、議員定数の半減、報酬半減は否決された、ここまでは筋書き通りの結果と思われるが・・・河村氏を選んだ名古屋市民の皆さん、いよいよ出番のときです。署名30数万で議会を解散して本当の民意を説いてほしい。
 地方自治体の下には町内会という自治会がありますが町内会費はさしずめプチ税金、仮に税収プラス銀行借入金で役員報酬を払って借金がどんどん膨らんで
行ったら・・・町内会は直接民主制なので総会であっさりと否決される。実際町内会の役員はなり手が無いほどの寸志でほとんどボランティアで運営されている。
・・・が!!!!だ。ワンランクUPした地自体はどうだ、
年俸と政務調査費(いくらでも名目をつけるのは役人のお家芸であるが)とかで2200万円のてんこ盛り・・・このバカ高さは、ちなみに世界の水準の10倍らしい。どうなっているんだAHHHHこの国は \O/ 名古屋の市民の皆さんへ河村たかし氏、河村たかし氏、河村たかし氏、を万が一失うことがあれば、日本の国民の大きな損失となります。日本の未来がかかっています。頑張ってください。かわいい孫子を守りましょう。

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Profile

相川俊英(あいかわ・としひで)

-----<経歴>-----

1956年群馬県生まれ。
早稲田大学法学部卒業。
1992年よりフリージャーナリストに。
1998年から週刊ダイヤモンド委嘱記者に。
地方自治を主なテーマとして全国を取材・執筆、サンデープロジェクトの特集レポーターも務めている。

BookMarks

-----<著書>-----


『長野オリンピック騒動記』
1998年1月、草思社

『ボケボケパラダイス』
1996年12月、筒井書房

『コメ業界は闇の中』
1994年4月、ダイヤモンド社

『東京外国人アパート物語』
1992年11月、新宿書房

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